美容サプリで肌は変わる?研究で差が出た成分と、まだわからない成分

美容サプリで研究上の差がいちばんはっきりしているのは、コラーゲンなどによる肌のうるおいの改善です。しわや弾力にも差が出たという分析がありますが、変化はゆるやかで、飲んで数か月の研究が中心です。

美容サプリで研究上の差がいちばんはっきりしているのは、コラーゲンなどによる肌のうるおいの改善です[1][2]。しわや弾力にも差が出たという分析がありますが、変化はゆるやかで、飲んで数か月の研究が中心です[1][3]。NMNのように、人の肌での根拠がまだ少ない成分もあります[4][5]。

サプリで、肌のどこが変わる?

研究でよく確かめられているのは、肌のうるおい(水分量)です。66のランダム化比較試験(くじ引きで飲む人と偽薬の人を分けた試験)をまとめた分析では、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸、プロシアニジンで、肌の水分量が増えていました[2]。

しわについては、61の研究をまとめた分析で、コラーゲン、脂質や脂肪酸、ポリフェノールが、しわを減らす方向に働いていました[3]。弾力は脂質や脂肪酸で、しみはコラーゲンで改善が見られました[3]。

コラーゲンは、飲んで意味がある?

研究の上では、意味がある可能性が高い成分です。14の研究、967人をまとめた分析では、分解したコラーゲン(コラーゲンペプチド)を飲んだ人で、偽薬の人より肌のうるおいと弾力が上がっていました[1]。多くは12週間ほど飲み続けた研究です[1]。

70人の試験では、低分子のコラーゲンペプチドを8週間飲んだ人で、しわの深さ、弾力、うるおいが改善しました[6]。飲むのをやめて2週間たっても、効果は保たれていました[6]。

ヒアルロン酸を飲む試験もあります。40人が12週間飲んだ試験では、偽薬の人よりしわや乾燥、弾力が改善していました[7]。

効かないもの、わからないものは?

乳酸菌や乳酸菌で発酵させた食品では、肌の水分量の改善は見られませんでした[2]。アスタキサンチンは、すすめられるだけの根拠がまだ足りないとされています[2]。

NMNは、年齢とともに減る体内の物質(NAD+)を補う成分として注目されています[4]。ただ、肌への効果を示した研究はマウスでの実験が中心です[5]。人での試験は、40〜50代の女性15人が12週間飲み、髪の状態を見た小さな研究などにとどまります[4]。

安全性と、飲むときの注意は?

66の試験をまとめた分析では、調べたサプリはどれも安全に飲めていました[2]。ただし、試験の多くは24週間以内で、何年も飲み続けたときのことまではわかっていません[2]。

手術や注射の予定があるときや、ほかの薬を飲んでいるときは、飲んでいるサプリを医師に伝えましょう。成分によっては、施術の前後に一時お休みを相談することがあります。

サプリと施術、向く悩みの違いは?

サプリで期待できるのは、肌のうるおいなどを内側からゆるやかに整えることです[1][2]。たるみを持ち上げる、くぼみを埋めるといった形の変化は、サプリの研究では確かめられていません。

診察では、いちばん気になるのが乾燥なのか、しわなのか、たるみなのかを伝え、サプリで補える部分と施術が向く部分を分けて相談しましょう。

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