目尻切開で後悔しないために。後戻りと下まぶたの外反が起きる理由

目尻切開で後悔につながりやすいのは、広げた目尻が元に戻る後戻りと、下まぶたが外にめくれる外反や粘膜の露出です。後戻りは「効果がない」「かえって目が小さくなった」と感じる原因になり、外反は見た目だけでなく目の乾きにもつながると報告されています。

目尻切開で後悔につながりやすいのは、広げた目尻が元に戻る後戻りと、下まぶたが外にめくれる外反や粘膜の露出です。後戻りは「効果がない」「かえって目が小さくなった」と感じる原因になり、外反は見た目だけでなく目の乾きにもつながると報告されています。この手術だけを大人数で追った研究は少なく、近い手術のデータも含めて整理します。

目尻切開でよくある後悔は?

よく挙げられる合併症は4つです。目尻の角の形がくずれる、後戻り、まぶたの裏側の粘膜が見える、下まぶたが外にめくれる外反です[1]。

目尻切開は、アジア人のまぶた手術の手技の1つとして位置づけられています[2]。ただ、目尻の角の形を保つ工夫をしないと、こうした合併症が起こりやすくなると述べられています[1]。

後戻りすると何が起こる?

目尻の外側に見える白目の三角形が小さくなります。その結果、手術の効果がなかった、むしろ目が小さくなったと感じることがあります[1]。

目尻の腱を固定し直す手技は、時間がたつほど後戻りが増える可能性があります。下まぶたが内側に入り込む病気の治療研究では、この手技の成功率が6か月で96.2%、12か月で88.5%でした[3]。美容目的の目尻切開とは目的が違うため、参考程度の数字です。

下まぶたがめくれる(外反)と何が困る?

見た目だけでなく、目の乾きにもつながります。まぶたの裏側の粘膜が見える状態や外反は、見た目の面で気になるうえに、目が乾く原因にもなると報告されています[1]。

下まぶたの手術を一緒に受ける場合は、特に注意が要ります。下まぶたの裏側から行う手術でも、下まぶたが下がる、外側が垂れ下がる、外反といった合併症が知られています[4]。

ほかのまぶたの手術と組み合わせるときは?

組み合わせると、確認することが増えます。目尻の腱を締める手術と上下のまぶたのたるみ取りを同時に行った400人の報告では、後戻りが4%、一時的な血のたまり(血腫)が3%、涙目が3%でした[5]。

ほかに、まぶたの高さの左右差が2%、結膜炎やむくみが1%に見られました[5]。これは目尻を広げる目尻切開とは手術の目的が違うため、そのまま当てはめることはできません。

この手術のデータはどこまで分かっている?

美容目的の目尻切開だけを大人数で長く追い、後戻りや外反の割合を示した研究は、今回調べた範囲では見当たりませんでした。数字で示せるのは、近い手術や別の目的の手術のデータまでです[3][5]。

そのため「何%の人に後戻りが起こるか」を正確に言うことはできません。後戻りや外反が起こりうることを前提に、起きたときの対応まで聞いておくと安心につながります。

診察で確認しておきたいこと

1つ目は、目尻の角の形を保ち、後戻りを防ぐためにどう固定するかです[1]。2つ目は、下まぶたのゆるみがあるかどうかと、外反への備えです[1][4]。3つ目は、ほかのまぶたの手術と同時に行うかどうかです[5]。

自分の目尻をどこまで広げられるかは、まぶたの張りや骨格によって違います。実際の診察で、下まぶたの状態も含めて医師に確認してください。

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