フェイススクレロセラピー(顔の血管治療)
顔に浮き出た細い血管・赤ら顔の血管を薬剤で閉塞・消退させる「血管硬化療法」。メスを使わず注射だけで顔の血管悩みを根本から改善します。
こんな方におすすめ
- 額・こめかみ・目の下などに青い血管が浮き出て気になる方
- レーザー治療を受けたが十分な効果が得られなかった比較的太い血管がある方
- 赤ら顔の原因が毛細血管の拡張にあると医師に指摘されたことがある方
- メスを使わず、ダウンタイムを最小限に抑えた顔の血管治療を希望する方
フェイススクレロセラピーとは
フェイススクレロセラピー(顔の血管硬化療法)は、顔に浮き出た細い血管(毛細血管拡張症・青筋・赤ら顔の血管)に硬化剤を極細針で直接注射し、血管内腔を閉塞・消退させる治療法です。脚の静脈瘤に古くから応用されてきた硬化療法の技術を顔面の血管悩みに応用したもので、外科的切除やレーザーでは対応しにくい比較的太い血管(直径0.5〜3mm程度)にも対応できる点が特徴です。
治療の仕組み・作用機序
硬化剤(スクレロサント)を血管内に注入すると、薬剤が血管内皮細胞の細胞膜を破壊し、化学的炎症を引き起こします。これにより血管壁が癒着・線維化し、最終的に血管が閉塞・消失します。使用する硬化剤はポリドカノール(界面活性剤系)などの安全性の高い薬剤で、濃度と量を血管の太さに合わせて調整します。フォーム(泡)状にして注入することで、液体状よりも少量で広範囲の血管内皮に接触させる「フォーム硬化療法」も用いられます。
医学的エビデンス
Plastic and Reconstructive Surgery Global Open誌(2014年)に掲載されたランダム化比較試験では、眼窩周囲・側頭部の顔面静脈に対しNd:YAGレーザーによる治療が試みられており、顔面血管の美容的治療ニーズと安全な処置法の重要性が示されています(Lim ら, 2014, doi:10.1097/GOX.0000000000000106)。また硬化剤のメカニズムについては、ポリドカノールなどのデタージェント系スクレロサントが血管内皮細胞・赤血球・血小板に対して細胞破壊作用を示すことがEuropean Journal of Vascular and Endovascular Surgery誌(2008年)で示されており、硬化療法の基礎的有効性が裏付けられています(doi:10.1016/j.ejvs.2008.03.001)。
治療対象となる血管の種類
フェイススクレロセラピーが特に適している血管は以下のとおりです。
額・こめかみの青い血管(網状静脈・網状毛細血管)
目の下・眼窩周囲の浮き出た細い静脈
鼻周辺や頬の赤みとして目立つ毛細血管拡張(赤ら顔のうち、拡張した血管が主原因のもの)
直径0.5〜3mm程度の比較的太い血管(レーザーが届きにくい深さにある血管にも有効)
治療の流れ
カウンセリングで治療対象の血管を確認した後、洗顔・消毒を行います。極細針(30〜32G)を使用して硬化剤を目的の血管内にゆっくりと注入します。1本の血管セグメントに少量ずつ注入しながら進め、施術時間は治療範囲によって異なりますが、通常15〜30分程度です。注射後は軽く圧迫して薬剤の分散を促します。麻酔クリームを事前に塗布することで、施術中の不快感を軽減できます。
ダウンタイムと経過
施術直後から数日間は、治療部位に赤みや軽いはれ、皮下出血(内出血)が生じることがあります。これは硬化反応として正常な経過です。内出血は通常1〜2週間で吸収されます。血管が閉塞・消失するまでには個人差がありますが、施術後2〜4週間で効果が確認できることが多く、治療血管の太さや本数によっては複数回の施術が必要な場合があります。施術当日のメイクは控えていただきますが、翌日からは通常のメイクが可能です。
レーザー治療との違い・使い分け
顔の血管治療にはNd:YAGレーザー(1064nm)や色素レーザー(PDL)などの光治療もあります。レーザーは極細の毛細血管(直径0.5mm以下)や広範な赤みに適しており、針を使わないため皮膚表面へのダメージが少ない反面、深部の静脈には届きにくい特性があります。スクレロセラピーは直径0.5mm以上の比較的太い静脈・網状静脈に強みがあり、レーザーと組み合わせることでより幅広い血管タイプに対応できます。担当医が血管の太さ・深さ・分布を診察した上で最適な治療法または組み合わせをご提案します。
特徴
メスを使わない低侵襲治療
極細針による注射のみで血管を閉塞・消退させます。切開・縫合の必要がなく、施術後も通常の生活に支障が少ない治療です。
レーザーが苦手な深部・太い血管にも対応
直径0.5〜3mm程度の網状静脈や皮下深部の静脈にも硬化剤を直接届けることができ、レーザー治療だけでは改善が難しい血管にもアプローチします。
硬化剤のメカニズムは科学的に確立
ポリドカノールなどの硬化剤が血管内皮細胞を化学的に破壊・閉塞させる仕組みは、静脈瘤治療の分野で長年にわたる臨床研究によって裏付けられた確立した技術です。
個々の血管に合わせた精密な治療
血管の太さ・深さに応じて硬化剤の種類・濃度・量を調整し、フォーム状や液体状を使い分けることで、過剰な組織ダメージを最小化しながら効果的に治療します。
よくあるご質問
1回の施術で完全に血管が消えますか?
血管の太さや本数、個人の体質によって異なります。細い毛細血管であれば1〜2回の施術で十分な効果が得られることも多いですが、太めの静脈や広範囲の場合は複数回(通常2〜4回)の施術が必要です。効果の確認は施術後2〜4週間後に行いますので、次回施術の判断は経過を見ながら医師と相談して決めていきます。
ZetithAIに続けて聞く →痛みはどの程度ですか?麻酔は使いますか?
極細針(30〜32G)を使用するため痛みは比較的軽度ですが、個人差があります。施術前に麻酔クリームを塗布することで不快感を大幅に軽減できます。施術中は針を刺す際のチクッとした感覚と、硬化剤注入時の軽い灼熱感(数秒程度)を感じることがありますが、ほとんどの方は問題なく耐えられる程度とされています。
ZetithAIに続けて聞く →施術後のダウンタイムはどのくらいですか?
施術直後から数日間、治療部位に赤みや軽いはれ・内出血が生じる場合があります。内出血は通常1〜2週間で自然に消失します。施術当日のメイクは控えていただきますが、翌日からはコンシーラー等によるカバーメイクが可能です。激しい運動・飲酒・サウナは施術後1週間程度は控えることをお勧めします。
ZetithAIに続けて聞く →どのような血管が治療対象ですか?すべての顔の赤みに効果がありますか?
フェイススクレロセラピーが最も効果を発揮するのは、額・こめかみ・目の下などに浮き出た直径0.5mm以上の網状静脈や毛細血管拡張です。ただし、顔の赤みの原因はさまざまで、ニキビ跡・ロゼーシア(酒さ)・炎症性のびまん性赤みなど、血管拡張以外が原因の場合はスクレロセラピーが適切でないこともあります。まずは診察にて血管の状態を確認し、適切な治療法をご提案します。
ZetithAIに続けて聞く →予約はどのようにすればよいですか?
LINEまたはお電話にてご予約ください。初回は医師によるカウンセリングを行い、治療対象の血管の状態・適応・治療計画についてご説明します。ご不明な点はカウンセリング時にお気軽にご質問ください。
ZetithAIに続けて聞く →この施術についてのご相談・カウンセリングは無料です。
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