全切開のたるみ取り二重で後悔しないために。多い不満は左右差と傷あと

全切開式のたるみ取り二重術で後悔につながりやすいのは、二重の左右差、目立つ傷あと、二重が浅くなったり消えたりすることです。4000人を超える研究では、二重の一部が消えたのは2.1%、左右差は5.6%でした。

全切開式のたるみ取り二重術で後悔につながりやすいのは、二重の左右差、目立つ傷あと、二重が浅くなったり消えたりすることです。4000人を超える研究では、二重の一部が消えたのは2.1%、左右差は5.6%でした。幅が広すぎる二重や、まぶたのくぼみも、手術前の設計と話し合いで向き合いたいリスクです。

後悔の理由で多いのは?

いちばん多いのは左右差です。まぶたの手術への138件の不満を調べた研究では、左右差が最も多い理由で、中でも二重の高さの左右差が目立ちました[1]。

初めての二重手術への不満60件のうち、左右差は25件(41.7%)、目立つ傷あとは13件(21.7%)でした[1]。二重の形の好みは人によって違うため、医師と患者で思い描く形がずれることがあります[1]。手術前によく話し合い、仕上がりを再現して見せてもらうことが大切だと、この研究はまとめています[1]。

二重が浅くなる・消えるのは、どんな人?

皮膚が厚い人、若い人、まぶたの開きが弱い人などで起こりやすいとされています。消えやすくなる要因として、皮膚の厚さ、短い期間での急な体重増加、若さ、軽い眼瞼下垂(まぶたが下がる状態)、まぶたを上げる筋肉の力の弱さが挙げられています[1]。

4129人を調べた研究では、二重の一部が消えたのは2.1%でした[2]。ここ5年の研究では、全切開で二重が消える割合は2.1〜6.7%と報告されています[2]。

傷あとは、どのくらい目立つ?

傷あとは、初めての二重手術への不満の2割ほどを占めていました[1]。皮膚をまぶたの軟骨に直接縫いつける昔ながらの全切開は、動きの少ない深い二重と、目に見える傷あとになることがあると指摘されています[3][2]。

先の4129人の研究では、へこんだ傷あとは0.1%でした[2]。方法によって仕上がりの自然さが変わるため、どの層をどう留めるのかを聞いておくと比べやすくなります。

幅が広すぎる、まぶたがくぼむのはなぜ?

組織の取りすぎが主な原因です。まぶたの筋肉(眼輪筋)や脂肪を取りすぎたり、まぶたを上げる筋肉に縫いつけたりすると、二重が高くなりすぎることがあります[1]。はがしすぎや取りすぎで、二重の線が何本もできることもあります[4]。

脂肪を取りすぎると上まぶたがくぼむことがあり、年齢とともに目立ってきます[1]。脂肪をどこまで取るかは、慎重に決めることがすすめられています[1]。

まぶたを上げる筋肉を縮めすぎて目が開きすぎた64人の修正手術では、78%が満足できる結果でしたが、12%でまぶたが下がり、10%で修正が足りませんでした[5]。このため、著者らは、修正はできるだけ早い時期に行うことをすすめています[5]。

もともとのまぶたの下がりは、関係する?

関係します。軽い眼瞼下垂は、二重が消えやすくなる要因の1つです[1]。

57歳の女性で、手術のあとに片側のまぶたが一時的に下がった症例も報告されています[6]。その報告では、手術前に下垂がないかを詳しく調べることが大切だと述べています[6]。

受ける前に確認したいこと

判断の目安は3つです。1つ目は、二重の幅と形のイメージを、再現して見せてもらいながらすり合わせることです[1]。2つ目は、脂肪や筋肉をどこまで取るかです[1]。3つ目は、皮膚の厚さやまぶたの下がりなど、二重が消えやすい要因があるかです[1][6]。

自分のまぶたに合う幅や、たるみをどれだけ取るかは、記事だけでは決められません。まぶたの開き具合と皮膚の厚さを診察で見てもらい、確認してください。

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