真皮移植

真皮移植

自身の真皮組織を採取・移植することで、凹みやくぼみを自然なボリュームで補填する施術。体の一部から採取した生体組織を使うため、アレルギーリスクが低く、長期的な定着が期待できます。

こんな方におすすめ

  • 目の下のくぼみ・ゴルゴラインが気になる方
  • ニキビ跡・事故・手術による凹み瘢痕を改善したい方
  • ヒアルロン酸や脂肪注入では効果が不十分だった方
  • アレルギーリスクを避け、自己組織による長持ちする治療を希望する方

真皮移植とは

真皮移植(Dermal Graft)とは、自分自身の皮膚組織のうち「真皮層(ダーミス)」を採取し、凹んだ部位や組織が不足している部位に移植する外科的手技です。真皮は表皮の直下に位置し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などで構成された緻密な結合組織で、弾力性と強度を兼ね備えています。採取した真皮片を移植部に埋め込むことで、自然なボリュームと組織の立体感を再建します。

ヒアルロン酸などの注入材とは異なり、自身の生体組織を使用するため吸収・分解が起こりにくく、長期的な維持効果が期待できます。また、脂肪注入と比べてもより構造的な支持力があり、凹み瘢痕・目の下のくぼみ・鼻根部の形成など、立体的な輪郭修正に適しています。

施術の科学的根拠

自家真皮移植の科学的有用性は複数の研究で裏付けられています。Archives of Plastic Surgery(2014年)に掲載された研究では、乳頭再建術において真皮グラフトをロール状に成形して移植することで、長期にわたって形態の突出を維持できることが報告されています(DOI: 10.5999/aps.2014.41.2.158)。また、International Journal of Molecular Sciences(2014年)の報告によると、自家真皮線維芽細胞は移植後にコラーゲンやグリコサミノグリカンを産生し、周囲の組織構造を整備する機能を持つことが示されています(DOI: 10.3390/ijms15058407)。

さらに、Scars, Burns & Healing誌(2022年)の総説では、脱細胞化真皮マトリクス(ADM)が移植後に宿主細胞を誘導し、血管新生・コラーゲン再構築・組織統合を促進するメカニズムが詳述されており(DOI: 10.1177/20595131211038313)、自家真皮においても同様の生物学的機序が働きます。移植した真皮組織は周囲の血管と吻合して生着し、長期にわたり組織として維持されます。

施術の流れ

【採取部位と麻酔】採取部位は耳介後面(耳の裏)・鼠径部・下腹部など、目立たない部位から選択します。局所麻酔下にて表皮を温存しつつ真皮層のみを薄くスライスして採取し、採取創は皮内縫合で丁寧に閉鎖します。採取部位は直線状の細い傷に仕上がるよう配慮します。

【移植操作】移植先の皮膚に小切開を加え、皮下にポケットを作成します。採取した真皮片を適切なサイズに整形し、ポケット内に挿入して固定します。皮膚表面の切開は最小限(2〜3mm程度)に抑えるため、術後の傷跡は非常に目立ちません。手術時間は部位・範囲によって異なりますが、一般的に30〜90分程度です。

ダウンタイムと回復

術後は移植部・採取部ともに腫れと内出血が生じます。腫れのピークは術後2〜3日で、1〜2週間かけて落ち着いていきます。内出血は個人差がありますが、多くは2週間以内に消退します。シャワーは翌日から可能ですが、入浴・激しい運動・飲酒は術後1週間は控えていただきます。抜糸(採取部がある場合)は術後7日前後に行います。

移植した組織が完全に生着して形態が安定するまでには3〜6ヶ月ほどかかります。初期は多少の硬さを感じることがありますが、時間とともに周囲の組織に馴染み柔らかくなります。長期的な後退(吸収)はヒアルロン酸注入や脂肪注入よりも少ないとされており、1〜数年にわたって効果が維持されることが多いです。

主な適応部位

目の下のくぼみ・ゴルゴライン(涙袋下の溝)

凹み瘢痕(事故・ニキビ跡・手術痕など)

鼻根部・こめかみ・頬のくぼみ

眉間や額の溝(深いシワへの充填補助)

特徴

自己組織だから安心のアレルギーフリー

人工物や他人由来の素材を使わず、自分自身の真皮組織を移植するため、アレルギー反応や免疫拒絶のリスクが極めて低いです。体と同じ組成の組織であるため、自然に生着し長期間維持されます。

ヒアルロン酸・脂肪より高い定着率

ヒアルロン酸注入は数ヶ月〜1年で吸収されますが、真皮移植は線維性の結合組織であるため吸収されにくく、効果の持続期間が長期にわたります。Archives of Plastic Surgery誌の報告でも、長期的な形態維持が確認されています。

構造的支持力による自然な立体感

注入系の充填剤は流動性があるため形状が変化しやすいですが、真皮グラフトは固形組織のため移植部位でしっかりした立体的なボリュームを形成します。目の下のくぼみや凹み瘢痕など、輪郭の精密な修正に向いています。

採取部の傷跡が目立ちにくい

耳介後面などの隠れた部位から採取するため、採取創は日常生活でほとんど見えません。採取後の傷は皮内縫合で細く仕上げ、時間経過とともに白くなじみます。

施術詳細

施術時間
60分
ダウンタイム
1週間~2週間 ※個人差はございます。
ギブス固定
7日
持続性
半永久的
洗顔
ギブス抜去後から可
シャワー
翌日から首から下が可
入浴
1週間後

料金

施術内容 料金(税込)
真皮移植
  • モニター価格¥308,000
  • 通常価格¥330,000

※ 料金はすべて税込み表示です

よくあるご質問

真皮移植は何年くらい効果が続きますか?

個人差がありますが、自家組織であるため吸収が非常に少なく、多くの症例で数年以上にわたり効果が維持されます。ヒアルロン酸注入(6ヶ月〜1年)や脂肪注入(吸収率30〜50%)と比較して、定着率・持続性ともに優れています。移植後3〜6ヶ月で形態が安定し、それ以降の大きな変化は少ないとされています。

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採取した部分に傷跡は残りますか?

採取部位は通常、耳介後面(耳の後ろ)や下腹部などの目立ちにくい部位を選択します。皮内縫合で丁寧に閉鎖するため、傷跡は時間とともに細く白くなじみます。耳の後ろであれば日常生活・お化粧でもほとんど隠れるため、多くの方に選ばれています。

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ヒアルロン酸注入との違いは何ですか?

ヒアルロン酸注入は針のみで傷跡がなく手軽ですが、体内で徐々に分解されるため定期的なメンテナンスが必要です。一方、真皮移植は自身の組織を使用するため吸収が少なく長持ちしますが、採取部位に小さな傷跡ができます。深いくぼみや瘢痕の凹みなど、ヒアルロン酸では十分な効果が得にくいケースに特に真皮移植が有効です。医師との相談のうえ、ご希望・状態に合わせた方法をご提案します。

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カウンセリングや予約はどうすればよいですか?

LINEまたはお電話にてご予約を承っております。カウンセリングでは、凹みや傷跡の状態・範囲・ご希望の仕上がりをもとに担当医が最適な採取部位・移植量をご提案します。初診カウンセリングのみでも受付しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この施術についてのご相談・カウンセリングは無料です。

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