VASER脂肪吸引が合うのはどんな人?皮膚の縮みに期待しすぎないための目安

VASER脂肪吸引が合うのは、持病が落ち着いていて、落としたい脂肪の場所がはっきりしている人です。超音波を使う脂肪吸引で、ふつうの脂肪吸引より皮膚の縮みや出血でわずかによい結果が報告されていますが、差は大きくありません。

VASER脂肪吸引が合うのは、持病が落ち着いていて、落としたい脂肪の場所がはっきりしている人です。超音波を使う脂肪吸引で、ふつうの脂肪吸引より皮膚の縮みや出血でわずかによい結果が報告されていますが、差は大きくありません。強い肥満や心臓・肺の病気がある人、現実的でない期待を持っている人には向かないとされています。

ふつうの脂肪吸引と、何が違う?

違いは控えめです。同じ人の左右でVASERとふつうの脂肪吸引を比べた試験では、1リットルあたりの皮膚の縮みが6か月で17.0%と11.1%、出血の割合は9.6%と13.0%でした[1]。

専門のレビューは、この差を皮膚の縮みで6%ほど、出血で吸引量100ccあたり3ccほどとまとめています[2]。対象はすべて女性で喫煙しない人だったため、誰にでも同じ差が出るとは限りません[1]。

向いているのはどんな人?

持病が落ち着いていて、部分的な脂肪のふくらみを整えたい人です。強い肥満は、脂肪吸引を受けられない条件に入っています[3]。BMIが高いほど、手術前後の合併症が増えるとも報告されています[4]。

専門家の合意では、VASERはふつうの脂肪吸引と比べて内出血や痛みが軽く、短く済むとまとめられています[5]。顔、首、胸、お腹、わき腹など、部位によって吸う強さを変えるとも書かれています[5]。

受けられない、慎重になるのはどんな人?

教科書では、強い肥満、脂肪が痛む病気(有痛性脂肪症)、見た目への強いとらわれ(身体醜形障害)、治療していない心の病気が、受けられない条件に挙げられています[3]。施術する場所の強い傷あとやヘルニア、麻酔薬リドカインへのアレルギーも同じです[3]。

心臓や肺の病気、傷が治りにくい体質、現実的でない期待がある人も、脂肪吸引の対象から外すべきと教科書にあります[6]。あごの下の脂肪吸引のまとめでも、年齢、持病、血液をさらさらにする薬、気持ちの面を事前に確かめるよう勧められています[7]。

期待とのずれは、どこで起きやすい?

起きやすいのは、皮膚の縮みへの期待です。VASERによる皮膚の縮みの上乗せは6%ほどで[2]、皮膚が大きく余っている場合にこれで補えるかを示したデータは、今回調べた範囲では見つかりませんでした。

取りすぎた部分はへこみになり、あとから脂肪を注入して直すことがあります[2]。膠原病などの持病、喫煙、皮膚に近い層を強く吸いすぎることは、色素沈着や皮膚の壊死につながりうると指摘されています[2]。

手術のあとは、どんなケアが要る?

むくみを流すマッサージが勧められています。専門家の合意では、VASERのあとのリンパマッサージを、毎日または毎週、6〜15回ほど、または体液のしみ出しが止まるまで続けるよう勧めています[5]。

頻度は低いものの、肺の血管がつまる塞栓症や重い感染など、命に関わる合併症も知られています[2]。手術後に続けられる通院やケアの予定も、決める前に考えておきたいところです。

受ける前に確認したいこと

判断の目安は3つです。1つ目は、持病や飲んでいる薬、体重の状態です[3][4][7]。2つ目は、皮膚のたるみの程度と、それに対して何を期待しているかです[2][6]。3つ目は、手術後のマッサージや通院を続けられるかです[5]。

皮膚がどのくらい縮みそうか、どこまで吸うのが安全かは、実際に体を見ないと決められません。自分の体にVASERが合うかどうかは、診察で医師に確認してください。

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