糸リフトセットが合うのはどんな人?たるみの強さと年齢で分かれる向き・不向き

糸リフトセットが向きやすいのは、たるみが出始めた早めの段階の人です。日本の1500人の調査では、43歳以上の人と11本以上の糸を入れた人で「効果が足りない」と再受診する人が多くなっていました。

糸リフトセットが向きやすいのは、たるみが出始めた早めの段階の人です[1]。日本の1500人の調査では、43歳以上の人と11本以上の糸を入れた人で「効果が足りない」と再受診する人が多くなっていました[2]。皮膚の余りが大きい場合は、糸だけでは足りないことがあります[1][3]。

糸リフトが向きやすいのは、どんなたるみ?

向きやすいのは、肌のハリが落ちてきた、輪郭が少しゆるんできた、という段階のたるみです[1]。たるみが進みきる前に受けると、効果を生かしやすいという考え方があります[1]。

年代によって、求めるものも変わります。20〜30代はハリなど部分的な変化を、40〜50代は顔全体の形の変化を求めることが多いと報告されています[1]。

体位で顔の位置がどれだけ動くかを調べた日本人143人の研究では、糸リフトを受けた人の方が、受けていない人より動きが小さくなっていました[4]。ただし、これは一時点を比べた研究で、同じ人を前後で追ったものではありません[4]。

年齢と糸の本数で、満足度は変わる?

変わる可能性があります。1500人の調査では、年齢が上がるほど、糸の本数が増えるほど、効果が足りないと感じる人が増えていました[2]。目安として、43歳と10本が境目として示されています[2]。

研究者は、年齢とともに肌の弾力が落ち、コラーゲンが作り直されるのもゆっくりになることを理由に挙げています[2]。また、切らない施術に手術並みの変化を期待してしまうと、ずれが生まれやすいとも述べています[2]。

糸だけでは足りないのは、どんなとき?

皮膚の余りが大きいときは、糸だけでは足りないことがあります。以前は、耳の方へ皮膚を引いて2cm以上余る場合に、切るフェイスリフトがすすめられていたと紹介されています[1]。

皮膚とその下の脂肪だけを引き上げても、長くは持ちにくいと考えられています[1]。強く引けば長持ちするわけではなく、引きすぎは別のトラブルにつながることがあります[1]。

日本の美容外科学会の指針も、糸リフトは一時的な改善が期待できる一方、効果は大きくなく持続も短いとしています[3]。1500人の調査の研究者は、年齢が高い人には、ボリュームを足す治療や切るリフトとの組み合わせの方が合う場合がある、と述べています[2]。

効果の持ちは、どう考えればいい?

持ちは「糸が残っている間」と同じではありません。溶ける糸のうち、PDOという素材は6〜8か月で分解され、PCLという素材は12か月ほど残ることがあるとされています[5]。

効果がどのくらい続くかは議論が分かれていて、見られる効果の長さには大きな個人差があると報告されています[6]。ヒアルロン酸と糸を組み合わせた研究では、2年間にわたって頬まわりの満足できる結果が報告されていますが、小規模な研究です[7]。

向いていても、どんなリスクは知っておく?

向いている人でも、えくぼのようなへこみ、糸の出っぱり、まれに唾液腺の炎症や神経の傷などが起こることがあります[8]。多くは顔の構造に関わる原因があるとされ、場合によっては糸を抜くことが最も安全な対応になります[8]。

糸の種類より、その人に合うかどうかの見極めと計画が結果を左右する、という見方があります[1]。合併症の起こりやすさも含めて、受ける前に説明を受けておきましょう。

診察では、何を見て決める?

糸リフトセットが合うかどうかは、たるみの強さ、皮膚の余り、年齢、そして何をどれだけ変えたいかで決まります[2][1]。記事だけでは、自分のたるみが糸で足りる段階かどうかは判断できません。

診察では、皮膚を引いたときの余り具合、糸の本数と種類、効果の持ちの見込み、ほかの治療との組み合わせを確かめておきましょう。

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