医療脱毛のレーザー、何が違う?肌の色と毛のタイプで変わる機種の選び方

医療脱毛のレーザーの違いは、主に光の波長と、肌の色への向き不向きです。色白〜標準の肌にはアレキサンドライト、標準〜やや色黒の肌にはダイオード、色黒の肌にはNd:YAGが安全寄りと考えられています。

医療脱毛のレーザーの違いは、主に光の波長と、肌の色への向き不向きです[1]。色白〜標準の肌にはアレキサンドライト、標準〜やや色黒の肌にはダイオード、色黒の肌にはNd:YAGが安全寄りと考えられています[1][2]。どの機種でも、白髪や金色の毛には効きにくい点は同じです[3]。

レーザーの種類で、何が違う?

どのレーザーも、毛の黒い色素(メラニン)に光を吸わせて熱に変え、毛をつくる組織を傷めるしくみは同じです[1][4]。違うのは光の波長で、アレキサンドライトは755nm、ダイオードは808〜810nm、Nd:YAGは1064nmです[4]。

波長が長いほど光は深く届き、肌の表面のメラニンに吸われにくくなります[3]。そのため、波長の長いNd:YAGは肌へのやけどなどが起こりにくく、IPLは起こりやすくなります[3]。

肌の色が濃い人ほど、肌のメラニンも光を吸うため、熱によるトラブルが起こりやすくなります[1]。どの機種でも、皮膚を冷やしながら当てることが表面を守る助けになります[1]。

機種ごとの向き・不向きは?

アレキサンドライトは、皮膚を冷やして表面を守るため痛みが少なく、長く続く効果が得やすいとして、日本美容外科学会の指針で「強く推奨」されています[5]。ただし毛根の深さ、毛の色、肌の色で効き方に差があり、かえって毛が太く濃くなること(硬毛化)もありえます[5]。

ダイオードは、色のある肌の人向けに開発された機種で、比較的安全に脱毛できる機種です[5]。Nd:YAGは肌のタイプによらず脱毛に効果があり、色黒の肌でも安全性が高いと考えられています[5][2]。その一方で、Nd:YAGは痛みや赤みが出やすいという声もあります[6]。

IPLはレーザーとは違い、いくつもの波長がまざった光です。そのため毛のメラニンをねらう力はレーザーに劣りますが、一度に広く当てられ、痛みも少なめです[5]。

熱破壊式と蓄熱式、痛みで選ぶなら?

痛みが心配なら、蓄熱式も選択肢になります。日本美容外科学会の指針は、蓄熱式脱毛は脱毛に効果があり痛みが少ないとして、受けたい人に「強く推奨」しています[5]。

ただ、熱破壊式と蓄熱式を同じ人で比べた研究は、今回の資料には含まれていません。どちらが早く減るかよりも、痛みへの強さや肌の状態に合わせて選ぶのが現実的です。

研究から見た、減り方と注意点は?

毛の減り方は、レーザーの種類、受けた回数、毛の色で変わり、研究ではおよそ40〜80%でした[3]。3種類のレーザーを順番に当てた60人の研究では、半年後に毛が75.07%減り、長く残る副作用はありませんでした[4]。

肌の色が濃い人で機種を比べた研究のまとめでも、どれが一番よいかはまだはっきりしていません[7]。色素沈着も起こりえて、顔にアレキサンドライトを当てた研究では10%の人に見られました[6]。

医療者でない人が行った光の施術で、やけどになった例も報告されています[2]。肌の色に合わせて設定を調整できる体制かどうかも、選ぶときの大事な目安です[2]。

診察では、どこを見てもらう?

見てもらいたいのは、肌の色と日焼けの具合、毛の太さと色、脱毛したい部位です。これで、どの機種と設定が合うかが変わります。

そのうえで、使う機種、痛みの対策、硬毛化や色素沈着が出たときの対応を確認してください。どの機種が合うかは記事だけでは決められないので、肌と毛を実際に診てもらってから判断しましょう。

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