ボリフトXCで後悔しないために。しこりと血管のトラブル、受ける前に知りたいこと

ボリフトXCの後悔につながりやすいのは、注入したところのしこりや凸凹と、まれに起こる血管のつまりです。腫れや内出血の多くは一時的ですが、血管のつまりは皮膚の壊死や失明につながることがあるため、起きたときの対応まで確かめておくことが大切です。

ボリフトXCの後悔につながりやすいのは、注入したところのしこりや凸凹と、まれに起こる血管のつまりです。腫れや内出血の多くは一時的ですが、血管のつまりは皮膚の壊死や失明につながることがあるため、起きたときの対応まで確かめておくことが大切です。ボリフトXCは、麻酔薬のリドカインを0.3%含むヒアルロン酸製剤です[1]。

注射のあと、どんな反応が出る?

ほとんどの人に、腫れや硬さなどの一時的な反応が出ます。ほうれい線にボリフトXCと同じ製剤(VYC-17.5L)を入れた122人の試験では、硬さが108人、腫れが105人、でこぼこが100人、内出血が69人に見られました[2]。

こうした反応の多くは軽く、自然に治まると報告されています[3][2]。19のランダム化比較試験をまとめた研究では、腫れ、でこぼこ、硬さは、ほうれい線より頬や唇に入れたときに多くみられました[2]。

しこりが遅れて出ることはある?

あります。ボリフトXCと同じVycross技術の製剤では、遅れて出るしこりや炎症が報告されています。唇や目の下にVolbellaを入れた400人の記録では、4.25%に長引いたり繰り返したりする遅れた炎症が起きていました[4]。

7659人を調べた研究では、遅れて出たしこり3例がすべてVolumaかVolbellaでした[5]。分子の小さいヒアルロン酸が、免疫を刺激しやすい可能性が考えられています[5]。ボリフトXCそのものの数字ではありませんが、時間がたってから出る変化もありうると知っておくと慌てずに済みます。

でこぼこや触れるしこりは、防げる?

注入の量と深さで、起こりやすさが変わります。同じ技術の製剤について専門家は、触れるしこりやなじまない状態は、一度に大量に入れたときや浅すぎる層に入れたときに主に起こると述べています[6]。

青く透けて見えるチンダル現象は、ヒアルロン酸ではまれです[7]。ヒアルロン酸は、分解する酵素(ヒアルロニダーゼ)で溶かせるのが特徴です[6]。

血管がつまると、どうなる?

頻度はまれですが、最も重い合併症です。ヒアルロン酸が血管に入ったり血管を圧迫したりすると、皮膚の壊死や失明が起こりえます[3]。日本美容外科学会の指針も、しわへの注入は有効としつつ、こうした重い合併症に注意が必要として、推奨度2(弱く推奨)にしています[8]。

注入後に目の動きが悪くなり、鼻の皮膚に変化が出た38歳の症例では、ヒアルロニダーゼなどですぐに治療し、数週間で回復しています[9]。予防とすぐの治療が大切だと、この報告は強調しています[9]。血流が戻りにくい皮膚に、針で刺激する治療を試みた報告もあります[10]。

ほうれい線に入れても、思った顔にならないのはなぜ?

ほうれい線の原因が1つではないためです。ほうれい線の見え方には複数の原因が関わり、原因と深さに合わせて注入の方法を変える必要があると述べられています[4]。

頬のたるみが関わる場合は、ほうれい線そのものでなく、頬の深い脂肪の層に入れて持ち上げる方法も使われています[4]。線だけを見て量を決めないことが、仕上がりのずれを減らします。

効果は、どのくらい続く?

ヒアルロン酸の効果は、一般に6〜12か月ほどが目安です[7]。同じVycross技術で頬などに使うVolumaでは、18か月後も効果が残っていたものの、時間とともに弱まっていました[11]。

持続は製剤や部位、体質で変わります。次の注入の時期は、仕上がりの変化を見ながら決めるのが現実的です。

受ける前に確認したいこと

判断の目安は3つです。1つ目は、ほうれい線の原因がどこにあり、どこに入れる計画かです[4]。2つ目は、1回に入れる量と深さです[6]。3つ目は、血管がつまったときや、遅れてしこりが出たときの対応です[3][9]。

ほうれい線の原因や皮膚の厚さは、人によって違います。自分の顔でどこにどのくらい入れるのがよいかは、診察で医師に確認してください。

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