リップリフトの腫れとしびれ、いつまで?傷が落ち着くまでの流れ

リップリフト(鼻の下の皮膚を切り取って人中を短くする手術)のあとは、内出血と中等度の腫れが全員に出て、通常の術後期間のうちに引いたと総説はまとめています。鼻の穴の縁のしびれは、およそ4か月続いた例が報告されています。

リップリフト(鼻の下の皮膚を切り取って人中を短くする手術)のあとは、内出血と中等度の腫れが全員に出て、通常の術後期間のうちに引いたと総説はまとめています[1]。鼻の穴の縁のしびれは、およそ4か月続いた例が報告されています[1]。長い目で見て気になりやすいのは腫れより傷あとで、傷の評価は12か月時点で行われることが多く、きれいに治らなかった傷にはレーザーなどの処置が使われます[2][3]。

腫れと内出血は、いつ引く?

内出血と中等度の腫れは全員に出て、通常の術後期間内に引いたと2024年の総説は報告しています[1]。何日で引くかを数字で示した一次資料は今回の文献にはなく、期間は術式と個人差で変わります[1]。

腫れが残るうちに次の手術を重ねない、という考え方は参考になります。あごの骨の手術と組み合わせた17人の報告では、骨の手術の腫れが引いてから、通常6か月以上あけてリップリフトを行っています[4]。

鼻の下のしびれは、いつまで?

鼻の穴の縁のしびれ(感覚の鈍さ)が、術後およそ4か月まで続いたという報告があります[1]。上唇の軽いしびれが残った例もあり、それ以外に機能の障害はなかったと17人の報告は述べています[4]。しびれは多くの場合、時間とともに戻る経過をたどりますが、4か月を超えて続く場合は診察で相談する対象です[1][4]。

傷あとは、どう変わっていく?

傷あとはこの手術のいちばんの懸念で、切開の設計の工夫は主に傷を減らすために発展してきました[5][2]。総説は、上唇の手術では見た目に好ましくない傷あとが患者と医師の主な心配ごとで、いくつかの研究では傷の問題が1〜5%と報告される一方、総説自身の集計ではそれより高かったと述べています[1]。

傷の評価は12か月時点で行われることが多く、26人の報告では2人の形成外科医が、血管の透け、色、弾力、厚み、盛り上がりを12か月後に評価しています[2]。傷が落ち着くまでを1年単位で見る、という時間感覚です[2]。

教科書は、正しい診断と患者選びがあれば合併症はまれで、きれいに治らなかった傷(3〜4例)には炭酸ガスレーザーが有効だったと書いています[3]。

傷を目立ちにくくする術式は、何が違う?

鼻の付け根の皮膚を弁として使い、鼻の底に傷を隠す方法[2]や、深い層で3本の糸でつり上げて皮膚の張りを減らす方法[5]が報告されています。193人と50人を比べた報告では、深い層でつる方法で「とても良くなった」が78.7%、従来の方法で43%、「変化なし」は1%と7%でした[5]。ただし、無作為に割り付けた比較ではありません[5]。

受診したほうがいいサインは?

報告されている合併症は、傷が開く(0.5%)、左右差(1%)、傷あとの問題です[1]。腫れや内出血は日ごとに軽くなるのが通常なので、傷の縁が開く、腫れや痛みが強くなる、出血が続く場合は、次の予約を待たずに手術した医療機関へ連絡してください[1]。

傷が赤く盛り上がってくる変化も相談の対象です[3]。盛り上がった傷にはレーザーなどの処置が使われるため、早めに伝えたほうが選択肢が広がります[3]。

診察で確認したいこと

確かめたいのは、どの切り方で、傷がどこに来るか、そして自分の皮膚の性質です[2]。26人の報告ではFitzpatrick分類3型と4型の肌で12か月の傷を評価しており[2]、肌質と傷の落ち着き方は診察で医師と話す対象です。

上あごの骨が前に出ている、縦に長いといった骨格の問題があると、リップリフトで歯が見えすぎるなど望まない結果になるリスクがあります[4]。骨格の問題は手術の前に診断し、必要なら先に治すべきだと報告は述べています[4]。

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