美容点滴、ビタミンCと白玉点滴で何が違う?種類ごとの根拠と注意点

美容点滴は、種類によって分かっていることも、気をつけることも違います。ビタミンCの点滴は一般に体に合いやすいとされますが、量が増えるほど腎臓や血液への注意が要ります。

美容点滴は、種類によって分かっていることも、気をつけることも違います。ビタミンCの点滴は一般に体に合いやすいとされますが、量が増えるほど腎臓や血液への注意が要ります[1]。白玉点滴(グルタチオン点滴)は、肌が明るくなる効果が短く、副作用の報告もあります[2]。どちらも、体質や持病によって受けてよいかが変わります。

点滴と飲むサプリ、どこに違いがある?

点滴の強みは、胃や腸を通さずに栄養を血液へ直接入れられることです[3]。飲むよりも、血液中の濃度をずっと高くできます[3]。

はっきり役に立つのは、ビタミンB12や葉酸、ビタミンCが足りない人を、すばやく補う場面です[3]。一方で、健康な人の元気や肌のための点滴は、効果を示す根拠がまだ少ないとされています[3]。受けた直後の「すっきりした」という感想はありますが、それが続くのかは分かっていません[3]。

高濃度ビタミンC点滴で、気をつけたいのは誰?

ビタミンCの点滴は、一般には体に合いやすいとされています[1]。ただし量が多いほど、また短い間に何度も受けるほど、副作用が出やすくなります[1]。

報告されている副作用は、腎臓に結晶がたまる障害、血液の赤血球が壊れる溶血、血液中のナトリウムが増えすぎることなどです[1]。特に、重い腎臓病の人、G6PD欠乏症(赤血球が壊れやすい生まれつきの体質)の人、腎臓結石がある人は、高濃度の点滴を避けたい主な例に挙げられています[1]。

鉄が体にたまりやすい病気(ヘモクロマトーシス)や、サラセミア、鎌状赤血球症の人も、ビタミンCを補うことは勧められません[4][5]。糖尿病の人は、点滴のあとに指先の血液で測る簡易な血糖測定器で、値が実際より高く出ることがあります[6][5]。

白玉点滴(グルタチオン)は、肌を明るくできる?

白玉点滴で肌が明るくなる効果は、今のところはっきりしていません[7]。週2回、1回1200mgを6週間続けた研究では、明るくなったと答えた人は37.5%で、偽の点滴の18.7%より多くなりました[2]。ただ、その効果は6か月後には薄れていました[2]。

同じ研究では、32%の人、つまり3人に1人ほどに副作用が出ました[2]。肝臓の数値の異常や、1例の重いアレルギー反応(アナフィラキシー)が含まれます[2]。フィリピンの当局も、量の決まりがないことや肝臓への影響を理由に、注意を呼びかけています[2]。

グルタチオンは、飲む方法でも調べられています。1日500mgを4週間飲んだ研究では、日に当たる部分の肌の色の指標が下がりました[2]。点滴が飲む方法や塗る方法より優れているとは、確かめられていません[2]。

ほかの点滴は、どう考える?

NMN点滴やプラセンタ注射、疲労回復の点滴などは、今回調べた範囲では、健康な人の美容目的で効果を比べた研究を確認できませんでした。効果の大きさを、ビタミンCや白玉点滴と同じ物差しで比べることはできません。

点滴は、ひとつひとつの体に合わせて中身を組み合わせられるのが利点です[3]。その分、何を、どのくらいの量で入れるのかを、受ける前に確認しておくことが大切です。

受ける前に、診察で何を伝える?

伝えておきたいのは、腎臓の病気や結石、G6PD欠乏症、糖尿病、貧血など血液の病気があるかどうかです。飲んでいる薬やサプリ、これまで点滴で具合が悪くなったことも話しておきましょう。

そのうえで、点滴を何のために受けたいのかを医師と確認してください。自分の体質に合う種類と量は記事だけでは決められないので、診察で判断してもらいましょう。

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