この記事の要点
- 鼻整形は複数の術式の組み合わせで、悩み・骨格・皮膚の厚みで最適解が変わる
- 術式は「どの部位を・何で・どの方向に整えるか」で分けると分かりやすい
- 当院は多くをクローズド法で行い、修正時などはオープン法も選ぶ
- 他院修正(メッシュ・オステオポール除去、鼻中隔延長後の修正)にも対応
鼻整形は「組み合わせ」で決まる
鼻は鼻先・鼻筋・鼻の付け根・小鼻が立体的に組み合わさっています。ひとつの希望をかなえるにも、実際は複数の術式を組み合わせることがほとんどです。
術式の名前だけを見ると難しく感じますが、「どの部位を・何で(素材)・どの方向に整えるか」という視点で分けると理解しやすくなります。この記事も、その順番で部位ごとに整理しています。
鼻先をつくる術式
ご相談がもっとも多い鼻先(鼻尖)まわり。細さ・高さ・支え・向きを、次の術式を組み合わせて土台から整えます。
鼻尖形成びせんけいせい
鼻先を形づくる左右の軟骨(鼻翼軟骨)が広がっていると鼻先が丸く見えます。この軟骨を中央に寄せて整え、鼻先に細さを出す施術。団子鼻改善のベースです。
鼻尖部への軟骨移植なんこついしょく
鼻先に軟骨を移植して高さと方向性(前へ/下げる)を加えます。皮膚に最も近い鼻先の一番上には、輪郭をなめらかに保つためやわらかい耳介軟骨を用います。
ストラット
素材:耳介軟骨
鼻先を内側から支える柱(支柱)を耳介軟骨でつくり、高さと安定を与えます。団子鼻では「鼻尖形成+軟骨移植+ストラット」を一つのセットで行うのが基本です。
鼻筋を整える術式
横顔や正面の印象を左右する、鼻筋(鼻背)に関わる術式です。
隆鼻術りゅうびじゅつ
素材:プロテーゼ または 自家組織
鼻筋を高くする施術。プロテーゼ(医療用シリコン)か自家組織(自分の軟骨など)から選べます。自家組織は異物を入れたくない方に、プロテーゼは設計や調整のしやすさに利点。詳しくは隆鼻術(プロテーゼと自家組織の違い)の解説記事をご覧ください。
骨切り幅寄せほねきりはばよせ
鼻の骨が横に広く鼻筋が太く見える場合に、骨を切って中央に寄せ、すじを細く整えます。正面から見た鼻の幅が気になる方に。
鷲鼻削りわしばなけずり
横から見て鼻筋の途中が出っ張っている状態(ハンプ/鷲鼻)を削ってなめらかなラインに整えます。必要に応じ骨切り幅寄せと組み合わせます。
鼻の付け根・鼻の下の術式
鼻と口元の境目、鼻の付け根まわりの立体感を整える術式です。ここが変わると横顔の印象が大きく変わります。
小鼻・鼻の穴の術式
小鼻の広がりや、鼻の穴のフチ(鼻孔縁)の高さを整える術式です。
鼻翼縮小びよくしゅくしょう
内側法 / 外側法 / 内外側法
広がった小鼻を小さくする施術。鼻の穴の中で調整する内側法、小鼻の外側で調整する外側法があり、当院は多くの場合内外側法で整えます。
鼻孔縁挙上びこうえんきょじょう
鼻の穴のフチ(鼻孔縁)が下がって目立つ場合に、フチを引き上げて整えます。正面から鼻の穴が見えすぎる方に。
鼻孔縁下降びこうえんかこう
逆に鼻の穴のフチが上がりすぎ/引っ込んでいる場合に、フチを下げて鼻の穴の見え方を整える施術。挙上とは反対方向の調整です。
鼻翼挙上びよくきょじょう
鼻翼縮小(外側法)と鼻孔縁挙上を組み合わせたもので、小鼻全体を上げてすっきり見せる施術です。
クローズド法で行う理由と、オープン法
当院は上記の術式の多くをクローズド法で行います。切開が鼻の穴の中だけで、表から傷跡が見えにくいのが特長です。
当院ではオープン法(鼻柱を切開して鼻を開く方法)にも対応しています。オープン法を選ぶのは、主に修正(再手術)で内部を直接確認する必要があるときで、それ以外はできる限りクローズド法で仕上げています。
他院修正
他院で受けた鼻整形の修正にも対応しています。ご相談として多いのは次のようなケースです。
対応している主な他院修正
- メッシュの除去:過去に入れた人工物(メッシュ)の除去
- オステオポールの除去:オステオポールを入れた鼻の除去・作り直し
- 鼻中隔延長後の修正:一度受けたあとの鼻も状態を診て修正
- 自家組織での作り直し:人工物を除去し、必要に応じ自家組織で土台から整え直す
修正手術は初回の手術より難しくなることが多く、状態によって方針が大きく変わります。内部を確認する必要がある場合はオープン法を選ぶこともあります。まずは現在の鼻の状態を診察させてください。
お悩み別・術式の早見表
「自分の悩みには、どの術式が関係するのか」の目安です。実際に必要な術式は診察により判断します。
| お悩み | 主に関係する術式 |
|---|---|
| 団子鼻・鼻先が丸い | 鼻尖形成+軟骨移植+ストラット |
| 鼻先を高く・下向きにしたい | 鼻中隔延長 |
| 鼻筋が低い | 隆鼻術(プロテーゼ/自家組織) |
| 鼻筋・鼻の骨が太い | 骨切り幅寄せ |
| 横から見て鼻筋が出っ張る(鷲鼻) | 鷲鼻削り(+骨切り幅寄せ) |
| 小鼻が広い | 鼻翼縮小(内外側法 など) |
| 鼻の穴が目立つ | 鼻孔縁下降 |
| 小鼻の溝が深い | 貴族手術(ゴアテックス/肋軟骨) |
| 口ゴボ感がある | 猫手術 |
団子鼻については団子鼻をクローズド法で改善する解説記事で、鼻先を前・下に伸ばす鼻中隔延長は専用の解説記事で、クローズド法の全体像はクローズド法とは?総合ガイドで、さらに詳しくご覧いただけます。
費用
代表的な術式のセット料金の目安です(税込)。鼻整形は複数の術式を組み合わせるため、最終的な費用は組み合わせによって変わります。
| ストラット 鼻尖形成+軟骨移植を含む/団子鼻の基本 | ¥580,000〜 |
|---|---|
| 鼻中隔延長(耳介軟骨) | ¥880,000〜月々 ¥14,700〜 |
| 鼻中隔延長(肋軟骨併用) | ¥1,100,000〜月々 ¥18,300〜 |
| 隆鼻術(プロテーゼ) | ¥242,000〜月々 ¥4,000〜 |
| 隆鼻術(自家組織) | ¥330,000〜月々 ¥5,500〜 |
上表にない術式(骨切り幅寄せ・鷲鼻削り・貴族手術・猫手術・鼻翼縮小・鼻孔縁の挙上/下降・鼻柱下降・他院修正 など)や、複数を組み合わせた場合の費用は、カウンセリングでお見積りをご案内します。
料金について詳しく見る(別途費用・モニター)
ダウンタイム
術式によって幅はありますが、腫れ・内出血が1〜2週間ほどで落ち着き、ギプス固定は約7日(その頃に抜糸)が目安です。
複数の術式を組み合わせた場合や修正手術では、腫れの引き方が変わることもあります。大きな予定の1〜2か月前までに施術を終えるスケジュールがおすすめです。施術別の経過はダウンタイム完全ガイドで詳しく解説しています。
リスク・副作用
鼻整形は医療行為であり、術式にかかわらず以下のようなリスク・副作用が生じる可能性があります。必ずご確認ください。
主なリスク・副作用
- 腫れ・内出血・痛み・むくみ(時間の経過とともに軽快することが多い)
- 左右差、仕上がりのイメージとの違い
- 感染、傷のつっぱり感、しびれ・知覚の変化
- 移植した軟骨・プロテーゼなどの位置のずれ、変形、露出、吸収の可能性
- 皮膚が厚い場合など、変化を感じにくいことがある
- 鼻翼縮小・鼻孔縁の手術では、小鼻の外側や鼻の穴のフチに傷ができる
よくある質問
どの術式が自分に必要か分かりません。
鼻整形は複数の術式の組み合わせで、悩み・骨格・皮膚の厚みによって最適な組み合わせが変わります。まずはカウンセリングで、必要な術式だけをご提案します。無理に多くの術式を勧めることはありません。
クローズド法とオープン法、どちらになりますか?
当院は多くをクローズド法(鼻の穴の中だけの切開)で行っています。修正など内部を確認する必要がある場合はオープン法を選ぶこともあります。なお鼻翼縮小・鼻孔縁の手術は、方法にかかわらず小鼻の外側や鼻の穴のフチに傷ができます。
肋軟骨と耳介軟骨はどう使い分けますか?
大きな延長量や強い支えが必要な部分には量・強度を確保しやすい肋軟骨を、皮膚に最も近い鼻先の輪郭をなめらかに保つ部分にはやわらかい耳介軟骨を、といった形で部位に応じて使い分けます。
他院で入れたメッシュやオステオポールの除去もできますか?
メッシュ除去・オステオポール除去、過去に鼻中隔延長を受けた鼻の修正にも対応しています。修正は状態によって方針が変わるため、診察のうえで判断します。
費用はどれくらいですか?
ストラット(鼻尖形成+軟骨移植を含む)¥580,000〜、鼻中隔延長 ¥880,000〜 などが目安です。組み合わせによって変わるため、詳しいお見積りはカウンセリングでご案内します。いずれも自由診療(保険適用外)です。
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自分にどの術式が合うか相談したい方へ
鼻整形は、必要な術式を必要なだけ組み合わせることが大切です。あなたの鼻の状態に合った方法を、鼻整形2,000件以上の医師が診察のうえご提案します。
※ 本記事は一般的な医療情報の提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。治療の適応・費用・リスクは診察により個別に判断されます。効果には個人差があります。鼻整形は自由診療(保険適用外)です。