この記事の要点
- 鼻中隔延長は、鼻先を前・下方向にしっかり伸ばし、向きまで整える手術
- ストラットより変化量が大きく、支えも強い
- 素材は耳介軟骨(中くらいの変化)か肋軟骨(大きな延長・強い支え)で使い分ける
- 費用の目安は耳介軟骨 ¥880,000〜/肋軟骨併用 ¥1,100,000〜(税込・自由診療)
鼻中隔延長とは?何がどう変わるか
鼻中隔延長は、鼻の中の仕切り(鼻中隔)に軟骨を継ぎ足して、鼻先を前や下方向にしっかり伸ばす手術です。鼻先の「位置」と「向き」を土台からコントロールできます。
期待できる変化
- 鼻先を下に向ける:上を向いた鼻先(豚鼻気味)を下げ、正面から鼻の穴が見えにくく
- 鼻を長く見せる:短く見える鼻(短鼻)に長さを出し、横顔のバランスを整える
- 鼻先を前に出す:高さと方向性を与え、のっぺりした印象にメリハリを
- 形を安定させる:強い土台で鼻先の向きを保ちやすく
鼻中隔延長は「高さを足す隆鼻術」とは別物です。隆鼻術が鼻筋を高くするのに対し、鼻中隔延長は鼻先の位置・向きを変える手術です。目的に応じて組み合わせることもあります。
こんなお悩みに向いている
「鼻先が上向き・短い・低い」「鼻先をもっと下に・前に出したい」——こうしたお悩みで選択肢になります。適応は診察により判断します。
- 鼻先が上を向いていて、正面から鼻の穴が見えやすい
- 鼻が短く見える/鼻先と口元の距離が近く見える
- 鼻先が丸く低く、鼻尖形成やストラットだけでは変化が物足りない
- 鼻先を「もう少し下に・前に」しっかり出したい
一方で、団子鼻で「鼻先の丸みと支え」を整えたい場合は、まず鼻尖形成+軟骨移植+ストラットが基本になることも多く、どこまでの変化を望むかで術式は変わります。
ストラットとの違い
どちらも鼻先を支える土台をつくりますが、ストラットは高さと支え、鼻中隔延長はより大きく前・下へ伸ばす——変化量と支えの強さが違います。
| 項目 | ストラット | 鼻中隔延長 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 鼻先に高さと支え(土台)を出す | 鼻先を前・下方向にしっかり伸ばす |
| 変化量の目安 | 中 | 大 |
| 向いているケース | 団子鼻・鼻先の支え不足 | 鼻先が上向き・短鼻・大きく出したい |
| 主な素材 | 耳介軟骨 | 耳介軟骨/肋軟骨 |
| 支えの強さ | 標準 | 強い |
耳介軟骨と肋軟骨の使い分け
素材は耳介軟骨か肋軟骨。良し悪しではなく、必要な延長量・支えの強さ・傷の位置で使い分けます。皮膚に最も近い鼻先の先端には、やわらかい耳介軟骨を使います。
| 項目 | 耳介軟骨 | 肋軟骨 |
|---|---|---|
| 採取する場所 | 耳の裏 | 胸(肋軟骨) |
| 量・強度 | 標準(中等度までの延長向き) | 豊富・強い(大きな延長・強い支え向き) |
| 傷 | 耳の裏で目立ちにくい | 胸に数cmの傷 |
| 向くケース | 延長量が中等度まで | 大きな延長・修正・支え重視 |
| 主な注意点 | 採取できる量に限りがある | 採取部の負担・軟骨が反る(変形)可能性 |
当院のこだわり
- 肋軟骨で延長する場合でも、皮膚に最も近い鼻先の一番上にはやわらかい耳介軟骨を移植。硬い軟骨がそのまま先端にあると輪郭が角張って見えやすいため、先端の輪郭をなめらかに保つ目的です。
当院の鼻中隔延長(クローズド法)
当院は基本的にクローズド法(鼻の穴の中だけの切開)で行い、表から傷跡が見えにくく仕上げます。修正など必要な場合はオープン法も選びます。
クローズド法は切開が鼻の穴の中だけで、鼻柱の外側を切らないため、表から傷跡が見えにくく、皮膚を閉じたまま整えるため仕上がりが安定しやすいのが特長です。鼻先の細さ・支えが必要な場合は、鼻尖形成や軟骨移植と組み合わせて土台から設計します。
オープン法を選ぶこともあります
症例(正面・斜め・横)
正面・斜め・横の3方向で症例を掲載します(鼻中隔延長は横顔での変化が大きいためです)。タブで角度を切り替えられます。
症例|鼻先が上向き・短鼻/クローズド法:鼻中隔延長



- 施術内容
- クローズド法による鼻中隔延長
- 料 金
- ¥880,000〜(素材・構成により変動)
- 主なリスク・副作用
- 腫れ・内出血・左右差・鼻先の硬さ・後戻り・感染・仕上がりの個人差 等
- ダウンタイム
- 約1〜2週間
※ 正面・斜め・横の3方向を掲載しています。効果には個人差があり、リスク・副作用を伴います。自由診療(保険適用外)。
費用
費用は素材(耳介軟骨か肋軟骨か)で変わります。税込・セット料金の目安です。
| 鼻中隔延長(耳介軟骨) | ¥880,000〜月々 ¥14,700〜 |
|---|---|
| 鼻中隔延長(肋軟骨併用) | ¥1,100,000〜月々 ¥18,300〜 |
料金について詳しく見る(別途費用・モニター)
ダウンタイム
腫れ・内出血は1〜2週間ほど、ギプス固定は約7日(その頃に抜糸)が目安。肋軟骨採取時は胸の痛みが数日〜1週間ほど続くことがあります。
鼻先の細かな腫れや硬さは数ヶ月かけて徐々になじんでいきます。経過には個人差があり、大きな予定の1〜2か月前までに施術を終えるスケジュールがおすすめです。施術別の経過はダウンタイム完全ガイドで解説しています。
リスク・副作用
鼻中隔延長は変化量が大きい分のリスクもあります。必ずご確認ください。カウンセリングで一人ひとりに合わせて詳しくご説明します。
主なリスク・副作用
- 腫れ・内出血・痛み・むくみ(時間の経過とともに軽快することが多い)
- 鼻先の硬さ・可動性の低下(延長により鼻先が動きにくく感じることがある)
- 延長した軟骨の位置のずれ・鼻先の曲がり、後戻り
- 鼻づまり・呼吸のしにくさ、鼻の中のつっぱり感
- 感染、左右差、仕上がりのイメージとの違い
- 肋軟骨を採取した場合:胸の傷・痛み、採取部の変形、まれに気胸などの可能性
他院修正(鼻中隔延長後の修正)
他院で受けた鼻中隔延長後の修正にも対応します。状態により方針が変わるため、まずは現在の鼻を診察させてください。
「他院で鼻中隔延長を受けたが、鼻先が曲がった・上がってきた・思った向きと違う」——こうした鼻中隔延長後の修正のご相談にも対応しています。修正では、内部の状態を確認したうえで、必要に応じて肋軟骨などの自家組織で土台から作り直すこともあります。
また、他院で入れたメッシュやオステオポールの除去と合わせて整え直すケースもあります。修正手術は初回より難しくなることが多く、状態によって方針が大きく変わります。対応できる術式の全体像は術式ガイドの他院修正でも解説しています。
よくある質問
鼻中隔延長とストラット、どちらが自分に合いますか?
鼻先を大きく下げたい・長さを出したい場合は鼻中隔延長、団子鼻で鼻先の支えを整えたい場合はストラットが向くことが多いです。望む変化量によって変わるため、カウンセリングで診察のうえご提案します。
耳介軟骨と肋軟骨、どちらを選べばいいですか?
中等度までの延長は耳介軟骨で仕上げられることも多く、大きな延長・強い支え・修正では肋軟骨が向きます。傷の位置(耳の裏か胸か)も含めて、診察でご相談しながら決めます。
クローズド法でも鼻中隔延長はできますか?
当院は基本的にクローズド法で行っています。大きな延長や修正で内部を直接確認する必要がある場合は、オープン法を選ぶこともあります。
鼻先は硬くなりますか?
鼻先を支える土台を作るため、術後は鼻先が動きにくく・硬く感じることがあります。多くは時間とともに気にならなくなっていきますが、感じ方には個人差があります。
他院で受けた鼻中隔延長の修正もできますか?
鼻先の曲がりや後戻りなど、鼻中隔延長後の修正にも対応しています。状態により方針が変わるため、診察で判断します。必要に応じて自家組織で土台から作り直します。
もう少し詳しく聞いてみる
福岡で鼻中隔延長を検討している方へ
鼻先の向き・長さは、素材選びとデザインで仕上がりが大きく変わります。あなたの鼻に必要な延長量と素材を、鼻整形2,000件以上の医師が診察のうえご提案します。
※ 本記事は一般的な医療情報の提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。治療の適応・費用・リスクは診察により個別に判断されます。効果には個人差があります。鼻整形は自由診療(保険適用外)です。