XERF(ザーフ)でたるみはどこまで変わる?高周波治療の向き・不向き

XERF(ザーフ)は、2つの周波数の高周波(RF)で肌の中を温め、たるみの引き締めをねらう切らない治療機器です。高周波のたるみ治療は、傷あとが残りにくく体に異物を残さない一方、効果は手術や注入には及ばないとされています。

XERF(ザーフ)は、2つの周波数の高周波(RF)で肌の中を温め、たるみの引き締めをねらう切らない治療機器です[1]。高周波のたるみ治療は、傷あとが残りにくく体に異物を残さない一方、効果は手術や注入には及ばないとされています[2]。同じ種類の機器は、たるみが軽めの人に向く治療と整理されています[3]。

XERFは、どんな仕組みの機械?

XERFは、単極(モノポーラ)型の高周波機器です。浅いモードは6.78MHzの高周波で、肌の深い層(真皮)と、その下で皮膚を支える線維を温めます[1]。

深いモードは、6.78MHzと2MHzを1回の照射で組み合わせます[1]。顔の筋膜(SMAS)や、皮膚を支えるじん帯まで熱を届かせるねらいです[1]。

高周波の熱でコラーゲンが縮み、そのあと新しく作られることで引き締まる、というのが基本の考え方です[4]。ブタの皮膚の実験では、2つの周波数を続けて当てると、脂肪の細胞を保ったままコラーゲンなどの再生が見られました[5]。ただし動物での結果で、人の顔で同じ変化が起きるとは限りません。

XERFで期待できる変化と、その限界は?

高周波の機器は、顔や体の皮膚のたるみを、測って分かる程度に改善するという報告がまとまっています[4]。一方、日本美容外科学会の指針では、効果は手術や注入剤に及ばないとして、弱くすすめる扱いです[2]。

XERFそのものについては、過去の治療記録を振り返り、画像と患者さんの評価をまとめた報告がある段階です[1]。ほかの機器と直接比べた質の高い試験は、今回確認できた論文の中にはありませんでした。

HIFUや手術とは、どう違う?

HIFU(高密度焦点式超音波)は深い層を引き上げる目的、高周波はいろいろな深さを温めて肌の引き締めやしわに使う、という使い分けが紹介されています[6]。どちらを選ぶかは、たるみの程度や脂肪のつき方で変わります[6]。

手術との差もはっきりしています。眉を上げる効果で比べると、高周波や超音波の引き締めは手術より上がり方が小さく、持ちも短いと書かれています[7]。韓国の皮膚科医への調査では、HIFUと高周波が最もよく使われ、注入と組み合わせることも多いと答えています[6]。

どんな人に向き、向かない?

同じ単極型の高周波機器について、フェイスリフト手術ほどの結果は出ず、たるみが軽い人に向くと整理されています[3]。皮膚のたるみが大きく余っている場合は、手術などほかの方法も比べることになります[3]。

顔の脂肪が少ない人では、脂肪がさらに減らないよう、控えめな治療にするという考え方があります[6]。やせて見えることが気になる人は、診察でそのことを伝えておきましょう。

痛みや赤み、やけどのリスクは?

よく見られる反応は、数時間で引く赤みと、1〜2日ほどの軽いむくみです[8]。単極型は深くまで届く反面、二極(バイポーラ)型より痛みが強く出やすい傾向があります[9]。

多くの合併症は軽く一時的ですが、重い合併症は二極型より単極型で多く報告されています[4]。調査では、高周波の治療でときどきやけどや腫れ、まれに感染がみられたという回答がありました[6]。

XERFには冷却と肌の温度を見張る機能があり、やけどや意図しない脂肪の減少を防ぐねらいがあります[1]。治療中に強い熱さや痛みを感じたら、がまんせずにその場で伝えてください。

受ける前に、診察で何を確かめる?

XERFが合うかは、たるみの程度、顔の脂肪の量、痛みへの強さ、ほかの治療との組み合わせで変わります[6]。記事だけでは、自分のたるみに高周波が合うのか、手術や注入が合うのかは決められません。

診察では、どのモードをどこに当てるか、痛みへの対策、くり返す回数や間隔、赤みややけどが出たときの対応を確かめておきましょう。

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