ウルトラフォーマーMPTで、たるみはどこまで上がる?切らない超音波の得意・不得意

ウルトラフォーマーMPTは、皮膚の深い層から筋膜(SMAS)にかけて超音波の熱を届け、たるみを引き締める切らない治療(HIFU)です。研究では眉が0.47〜1.7mm上がる、あごの下が少しすっきりするといった小さな変化が報告されていて、手術や注入ほどの変化ではありません。

ウルトラフォーマーMPTは、皮膚の深い層から筋膜(SMAS)にかけて超音波の熱を届け、たるみを引き締める切らない治療(HIFU)です[1]。研究では眉が0.47〜1.7mm上がる、あごの下が少しすっきりするといった小さな変化が報告されていて、手術や注入ほどの変化ではありません[2][3]。そのぶん、傷あとが残ることはまれとされています[2]。

ウルトラフォーマーMPTは、何をする機械?

皮膚の表面は傷つけずに、奥の決まった深さだけを温める機械です[1]。温められた部分が縮み、時間をかけてコラーゲンが作り直されることで、引き締まると考えられています[1]。

ウルトラフォーマーは、深さの違う先端(カートリッジ)を付け替えて、層ごとに当て分けられる機械として紹介されています[4]。一方で、アメリカの食品医薬品局(FDA)の承認は受けていない、と同じ文献に書かれています[4]。

研究では、どのくらい変わった?

変化は「小さく、ゆっくり」です。16の研究(対象は女性のみ)をまとめた総説を紹介した報告では、眉の位置が0.47〜1.7mm上がり、あごの下の面積が26〜45平方mm減っていました[3]。

医師の評価では、90日後に92%の人が「よくなった」と判定され、その状態が1年続いていました[3]。一方、本人が「よくなった」と答えた割合は、90日後で42%、1年後で53%でした[3]。

医師と本人で、感じ方にこれだけ差があります。「鏡を見てはっきり分かる変化」を期待すると、ずれが出やすい治療です。

二重あごにも使える?

あごの下の脂肪を減らす目的でも使われています。MPモード(細かく分けて当てる方法)で、4.5mmと6.0mmの深さの先端を使い、あごの下を治療した30人の研究があります[5]。

ただ、この研究の追跡は4週間で、長く続くかどうかはまだ分かりません[5]。また、脂肪が溶けることで、かえってこけて見える場合があると指摘されています[4]。頬がもともと細い人は、当てる場所を医師とよく相談しましょう。

痛みや副作用のリスクは?

よくあるのは、赤みやむくみ、一時的なしびれ感です[6]。まとめた報告では、副作用は一時的な赤み・むくみが中心で、しびれや内出血は約2%でした[3]。

長期の効果を調べた研究では、治療中の痛みは軽〜中くらいで、治療後の痛みは多くが2日ほどで引いていました[7]。

まれですが、目の周りに当てたあとに目を傷めた例が報告されています[6][8]。角膜(黒目の表面)に白い濁りが残った例もあるため、目の近くは当て方に注意が必要です[6]。

効果の持ちの目安は?

1回の治療でどれだけ持つかを調べた研究は少なく、肌の状態、年齢、生活習慣で変わると考えられています[9]。まとめた報告では、医師の評価で1年間よい状態が続いていました[3]。

受ける前に、診察で何を確かめる?

ウルトラフォーマーMPTは、軽いたるみを少し引き締めたい人に合いやすい治療です[2][3]。記事だけでは、自分のたるみが超音波で足りるのか、糸や手術を考える段階なのかは判断できません。

診察では、たるみの強さ、頬やあごの脂肪の量、当てる深さと場所、目の周りに当てるかどうかを確かめておきましょう。

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