ボルベラXCで唇はどう変わる?やわらかいヒアルロン酸の持ちと、しこりの注意点

ボルベラXCは、やわらかめに作られたヒアルロン酸に麻酔薬のリドカインを混ぜた注入剤で、唇のボリュームや口元の細かいしわに使われます。アメリカの承認試験では、3か月後に80.3%の人で唇のふっくら感が1段階以上よくなり、12か月後も61.8%で効果が続いていたと紹介されています。

ボルベラXCは、やわらかめに作られたヒアルロン酸に麻酔薬のリドカインを混ぜた注入剤で、唇のボリュームや口元の細かいしわに使われます[1][2]。アメリカの承認試験では、3か月後に80.3%の人で唇のふっくら感が1段階以上よくなり、12か月後も61.8%で効果が続いていたと紹介されています[1]。一方で、しこりや遅れて出る炎症には注意が必要です[3]。

ボルベラXCは、どんなヒアルロン酸?

ボルベラXCは、ヒアルロン酸の濃さが1mLあたり15mgと低めの製剤です[2]。アメリカでは2016年に承認され、唇のボリュームアップと口元の細かいしわに使われています[2]。

注射の痛みをやわらげるため、麻酔薬のリドカインがはじめから入っています[1]。

唇の変化と、持ちの目安は?

多くの人で、唇のふっくら感が1段階ほど上がります。中国での研究論文が紹介しているアメリカの承認試験では、3か月後に80.3%の人が1段階以上よくなり、12か月後も61.8%で効果が続いていました[1]。

別の製剤と比べた試験では、本人が「ふっくらした」と感じた人の割合が、3か月後でボルベラXCは73.8%、比べた製剤は59.8%でした[4]。持ちの目安は12か月とされていますが、時間とともに少しずつ吸収されます[1][2]。

目の下のくぼみにも使える?

目の下のくぼみに使った研究もあります。ボトックスなどほかの注射と組み合わせて顔の上半分と中央を治療した研究では、目元の満足度が上がったと報告されています[5]。

ただし、この研究は組み合わせ治療の結果で、ボルベラXC単独の効果を見たものではありません[5]。目の下は皮膚がうすく、合う製剤や入れ方は人によって違います。

腫れやしこりのリスクは?

注射のあとの腫れ、痛み、赤み、かゆみ、内出血はよくある反応で、多くは自然に治まります[6]。アメリカの承認試験で多かったのは、しこり感と内出血でした[1]。

気をつけたいのは、時間がたってから出る炎症です。唇と目の下にボルベラを入れた400人の記録では、4.25%の人にくり返す炎症が長引いたと報告されています[3]。ボルベラと同じ作り方の製剤は、ほかの製剤より遅れてしこりが出やすい可能性がある、という指摘もあります[3]。

まれでも知っておきたい重い合併症は?

重い合併症はまれですが、元に戻らないことがあります[6]。ヒアルロン酸で血管が詰まると、組織に血が届かなくなり、皮膚が傷むおそれがあります[7]。目の見え方の障害も、額や鼻、眉間、まぶたなどへの注入のあとに報告されています[8]。

ヒアルロン酸は、溶かす酵素(ヒアルロニダーゼ)で分解できるのが利点で、血管が詰まったときも早めに使うことが大切です[9][7]。注入のあとに強い痛み、皮膚の色の変化、見え方の異常が出たら、すぐに施術したクリニックへ連絡してください。

受ける前に、診察で何を確かめる?

ボルベラXCは、唇や口元に自然なボリュームを足したい人に使われることが多い製剤です[1][2]。記事だけでは、自分の唇や目元にどの製剤をどれだけ入れるのが合うかは判断できません。

診察では、入れる量と場所、前に受けた注入の有無、しこりや炎症が出たときの対応、溶かす酵素での対処について確かめておきましょう。

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