テスリフトの腫れや引きつれ、いつまで?自然に引くものと受診したいサイン

テスリフトのあとに出る内出血や腫れ、押したときの痛みは、糸リフトでいちばん多い反応で、多くは術後のケアで自然に落ち着きます。一方で、えくぼ状のへこみや輪郭のゆがみ、糸のずれは長引くことがあり、医師の処置が必要になる場合があります。

テスリフトのあとに出る内出血や腫れ、押したときの痛みは、糸リフトでいちばん多い反応で、多くは術後のケアで自然に落ち着きます[1][2]。一方で、えくぼ状のへこみや輪郭のゆがみ、糸のずれは長引くことがあり、医師の処置が必要になる場合があります[1]。どれが「待てる変化」で、どれが「受診のサイン」かを、研究で分かっている範囲で分けて説明します。

いちばん多いのは、どんな反応?

内出血と腫れです。溶ける糸を使った19の研究(1406人)をまとめた報告では、内出血が19.49%、腫れが16.79%、押したときの痛みが9.96%と、この3つが上位でした[2]。

テスリフトのような返し(バーブ)のついた糸や、頬の中ほどを引き上げる施術では、腫れと内出血が出やすい傾向もありました[2]。テスリフトそのものを調べた研究は見当たらないため、同じ系統の糸リフトの研究から説明しています。

こうした反応は、術後のケアを守れば通常は自然に治まります[1]。表面が引きつる感じ、しびれ、かゆみといった感覚の変化が出ることもあります[1]。

腫れや内出血が引くまでの目安は?

日数で示した研究は多くありません。過去の糸リフトの研究をまとめた総説では、回復期間を2〜4日とした研究が紹介されています[3]。

糸と注射を組み合わせた10人の報告でも、腫れは軽く一時的で、大きな合併症はありませんでした[4]。ただし、糸の本数や引き上げる強さで腫れ方は変わります。自分の場合の目安は、施術前に聞いておくのが確実です。

施術後は2週間ほど、顔を大きく動かすこと、マッサージ、歯科治療を避けるよう指示した研究もあります[5]。糸が組織に落ち着くまでの期間と考えてください。

えくぼ状のへこみや凹凸は、待てば消える?

多くは待てますが、自然に消えないこともあります。頬のへこみ(ディンプリング)は糸リフトでよくある悩みで、糸を強く引きすぎたり、入れる位置がずれたりすると起こります[1]。

へこみが残る場合は、手でなじませる処置や、注入で補う処置が行われます[1]。内出血や腫れと違い、へこみ、輪郭のゆがみ、糸のずれは長引きやすい合併症に分類されています[1]。

複雑な入れ方をした場合に、痛み、強い腫れ、皮膚のへこみ、口が開けにくい症状が出たという報告もあります[6]。2週間を過ぎても良くならない凹凸や口の開けにくさは、一度見てもらうほうが安心です。

すぐ受診したいサインは?

赤みや腫れが日ごとに強くなる、膿が出る、糸が皮膚から見える。この3つは待たずに受診してください。糸リフトの合併症として、感染、糸の露出、糸が見える・触れる状態が報告されています[3][7]。

細菌感染を起こした例では、糸に沿って膿がたまり、抗菌薬だけでは治まらず、糸を手術で抜く処置が必要になりました[8]。抜いたあとも皮膚の変形が残っています[8]。

感染は19の研究のまとめでは2.49%、しびれは1.14%、血腫は0.64%と少数でした[2]。頻度は低くても、早く対応するほど残る影響が小さい合併症です。

効果はいつまで?腫れが引いたあとの変化

腫れが引いて見える変化が、そのまま続くわけではありません。糸の効果は6か月ごろにピークを迎え、その後少しずつ戻るとする研究が複数あります[5]。

先行研究では、6か月以内に半数(50%)でたるみが戻り、早い人は8週で戻り始めたと報告されています[3][5]。別の研究では、12か月で効果の8割からほぼすべてが失われていました[3]。

日本の11万件あまりの集計では、PDOの糸は6〜8か月で分解され、効果の持続はおおむね6〜12か月でした[9]。日本美容外科学会の指針も、効果は大きくなく持続が短いため、十分な説明が必要としています[10]。

回復の見通しは、診察で何を確かめる?

確かめたいのは、糸の本数と種類、引き上げる強さ、腫れが出やすい部位かどうかです。仕事や予定に合わせて、腫れや内出血が目立つ期間の目安を具体的に聞いておきましょう。

へこみが出たときの対応、感染が疑われるときの連絡先、再診のタイミングも先に確認しておくと安心です。回復の経過は顔の状態や糸の入れ方で変わるので、自分の場合の見通しは診察で医師と相談して決めるのが確実です。

もう少し詳しく聞いてみる