切開フェイスリフト
支持靭帯を解放するDeep Plane術式で、顔面深部のたるみを長期的に改善する切開フェイスリフト
こんな方におすすめ
- 頬のたるみ・法令線の深化が気になる方
- ジョール(顎周りのたるみ)やマリオネットラインが目立ってきた方
- 糸リフトや注入治療では効果に限界を感じている方
- 長期持続する根本的な若返りを希望する方
切開フェイスリフトは、皮膚の下にあるSMAS(表在性筋膜腱膜系)を、顔面骨格に固定している「支持靭帯(retaining ligament)」ごと解放・再固定する外科手術です。当院では、Sam Hamraが1990年にPlastic and Reconstructive Surgery誌で提唱したDeep Plane(深層剥離)術式を基本としています。SMAS・皮下脂肪・皮膚を一体のユニットとして自然なベクトルで移動させるため、引きつれ感が少なく自然な若返りが実現します。
Deep Plane術式の解剖学的根拠
顔面の軟部組織は加齢とともに下垂しますが、その主因は「支持靭帯の弛緩」です(Retaining Ligaments of the Face, 2025)。Deep Plane法では4つの主要支持靭帯——頬骨靭帯(zygomatic ligament / McGregor's patch)・咬筋皮膚靭帯(masseteric-cutaneous ligament)・広頸筋耳介靭帯(platysma-auricular ligament)・下顎靭帯(mandibular ligament)——を直接解放します。これにより、従来の皮下剥離では届かない中顔面の脂肪コンパートメントを含む複合フラップとして組織を上外方向へ再配置できます。
SMASフェイスリフトとの違い
かつて主流だった「SMAS縫縮(plication)法」はSMASを引き寄せて縫合するだけで靭帯の解放を行わないため、皮膚への張力が高くなりやすい点が指摘されています(PRS 1998年比較試験)。Deep Plane法では靭帯解放により組織が自由になることで皮膚への直接的な張力が軽減され、引きつれた印象になりにくいとされています。フェイスリフト術式の変遷を論じた総説(Evolution of Rhytidectomy, 2016)も、より深層の解剖平面へのトレンドは自然な再配置を優先した結果と述べています。
アジア人への適応
2025年にPlastic and Reconstructive Surgery誌で報告されたアジア人61症例(平均年齢52歳、範囲38〜75歳)の後方視的研究では、Deep Plane法はアジア人顔面の前方軟部組織の動員において技術的優位性があり、直接固定が可能であるとされています。アジア人の軟部組織特性——厚みのある皮下脂肪と靱帯の分布——に対しても、靭帯解放を伴う深層アプローチが有効なことが示されました(Deep Plane Face Lift in Asian Patients, PRS 2025)。
安全性と合併症
Deep Plane法は顔面神経枝(特に頬骨枝・頬骨下枝)が走行する領域を含む深層操作を伴うため、術者の解剖知識が安全性を左右します。Aesthetic Surgery Journal誌の600症例22年追跡研究(Ponytail Lift, 2024)では、術後皮弁壊死ゼロ・永久的神経損傷ゼロという安全性データが報告されています。また顔面神経頬骨枝の安全なエントリーポイントを体表ランドマークで規定した解剖研究(2024年)も、深層解剖の再現性向上に寄与しています。最も頻度の高い合併症は血腫(rhytidectomy全体で最頻)であり、術後の圧迫管理が重要です。
ダウンタイムの目安
全身麻酔下で約6〜7時間かけて行います。術後1〜2週間は腫れ・内出血が生じます。人前への復帰には2〜3週間を要することが多いです。傷跡はこめかみヘアライン内・耳前部・耳後部に配置され、半年〜1年かけて赤みが落ち着きます。最終的な仕上がりの確認は術後6ヶ月〜1年が目安です(個人差あり)。
特徴
SMAS・支持靭帯を解放する深層アプローチ
頬骨靭帯・咬筋皮膚靭帯など主要支持靭帯を直接解放し、SMAS・脂肪・皮膚を一体フラップとして自然なベクトルで移動させます。皮膚への過剰な張力がなく「手術した顔」に見えにくいのが特徴です(Hamra 1990, PRS)。
アジア人顔面への有効性が報告されている
2025年のPlastic and Reconstructive Surgery誌のアジア人61症例研究では、Deep Plane法がアジア人の中顔面軟部組織の動員に技術的優位性を持つと報告されています。
顔面神経温存を重視した精密解剖
Deep Plane剥離は顔面神経枝が走行する領域を含むため、高い解剖的知識が求められます。当院では顔面神経解剖に精通した担当医が執刀し、術前に十分なリスク説明を行います。
全身麻酔・長時間手術に対応した施設体制
手術時間は約6〜7時間と長時間のため全身麻酔で行います。術前検査・麻酔科管理のもと安全な環境で実施します。
施術詳細
- 麻酔
- 全身麻酔
- 手術時間
- 約6〜7時間
- 腫れ・内出血
- 1〜2週間ほど(個人差あり。広い範囲に出ることもあります)
- 抜糸
- 術後7〜10日
- 人前への復帰
- 2〜3週間程度を目安(個人差あり)
- 傷跡の落ち着き
- 半年〜1年(個人差あり)
- 圧迫・固定
- フェイスバンドを48時間着用(その後も7日間はできるだけ着用)
- シャワー・洗顔
- 術後3日目から可(傷口は泡で優しく洗ってください)
- 入浴
- 抜糸後より可
- メイク
- 傷口以外:術後3日目から可 / 傷口:抜糸後より可
- フェイスマッサージ
- 術後1ヶ月後より可
- 歯科治療
- 術後2ヶ月後より可
- 仕上がりの目安
- 術後6ヶ月〜1年(個人差あり)
料金
王式切開リフト
| 施術内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| スマスフェイスリフト |
|
| ネックリフト |
|
王式切開リフト 〈複合手術〉
| 施術内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| スマスフェイスリフト+ネックリフト |
|
| スマスフェイスリフト+ネックリフト+脂肪吸引ベーシック(頬+顎下) |
|
※ 料金はすべて税込み表示です
よくあるご質問
糸リフトとは何が違いますか?
糸リフトは非切開でダウンタイムが短い一方、引き上げ量と持続期間は切開フェイスリフトより限定的です。切開フェイスリフト(Deep Plane法)はダウンタイムが2〜3週間必要ですが、支持靭帯を解放した深層からの引き上げのため効果量・持続期間が大きく異なります。どちらが適しているかは現在のたるみの状態・ご希望・ライフスタイルを踏まえて診察時にご相談ください。
ZetithAIに続けて聞く →全身麻酔は必須ですか?術前検査はありますか?
当院の切開フェイスリフトは全身麻酔で行います。手術時間が約6〜7時間と長時間のため安全管理の観点から全身麻酔を採用しています。術前には血液検査・心電図等の検査が必要となりますので、カウンセリング時に詳しくご案内します。
ZetithAIに続けて聞く →傷跡はどこに残りますか?目立ちますか?
切開線はこめかみのヘアライン内・耳の前後(耳前部・耳後部)に配置されます。術後半年〜1年かけて赤みが落ち着き、多くの場合ヘアラインや耳の折り込みの中に目立たなくなります(個人差あり)。
ZetithAIに続けて聞く →他の施術と組み合わせられますか?
上瞼のたるみ(眼瞼下垂・上瞼脱脂)、目の下のクマ治療(裏ハムラ法)、頸部リフトなどと全身麻酔下での同時手術が可能です。一度のダウンタイムで複数部位を整えたい場合は、カウンセリング時にトータルプランをご相談ください。
ZetithAIに続けて聞く →この施術についてのご相談・カウンセリングは無料です。
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