VOVリフトの腫れと内出血、何日で落ち着く?PCL糸の経過と受診の目安

VOVリフトのあとの腫れや内出血は、数日から1〜2週間ほどで落ち着いていくのが目安です。糸リフトの合併症でいちばん多いのは腫れで、その次が皮膚のへこみです。

VOVリフトのあとの腫れや内出血は、数日から1〜2週間ほどで落ち着いていくのが目安です[1][2]。糸リフトの合併症でいちばん多いのは腫れで、その次が皮膚のへこみです[3]。赤みや熱、膿、日ごとに強まる痛みは、様子を見ずに受診してほしいサインです[3]。

腫れや内出血は、いつごろ引く?

多くの場合、腫れや内出血は数日から1週間ほどで引いていきます[1]。刺した場所の内出血や腫れが、1〜2週間ほど残ることもあります[2]。

腫れは、糸リフトのあとにいちばん多く報告されている反応です[3]。痛みや強い腫れ、口を開けにくい感じが出ることもあります[4]。大事な予定がある人は、2週間ほど余裕をみておくと安心です。

PCLの糸だと、回復の流れは違う?

VOVリフトは、PCL(ポリカプロラクトン)という素材の溶ける糸を使います。日本の大規模な報告では、PDOという素材の糸は6〜8か月ほどで分解され、PCLの糸はもう少し長く、12か月ほどまで残ることがあると書かれています[5]。

一方で、PCLの糸は内出血や触ったときの敏感さが出やすい傾向がある、という整理もあります[6]。トゲのついた糸は、なめらかな糸より赤みや内出血、感染が多いともされています[6]。

なお、VOVリフトだけを調べた研究は、今回確認できた論文の中にはありませんでした。ここでの数字は、糸リフト全体の報告をもとにしています。

へこみや糸が触れる感じは、様子を見ていい?

皮膚のへこみ(えくぼのようなくぼみ)は、腫れの次に多い合併症です[3]。日本のクリニックグループの342人の記録では、へこみが40人(11.7%)、糸が触れるのが8人(2.3%)、一時的な左右差が3人(0.9%)でした[5]。

へこみは10人に1人ほどの割合で、めずらしいものではありません。気になるときは自分で押したりせず、施術したクリニックで見てもらうのが確実です。

すぐ受診したほうがいいサインは?

感染や炎症、膿のたまり(膿瘍)、糸が皮膚から出てくることも、糸リフトの合併症として報告されています[3]。赤みや熱が強い、膿が出る、痛みが日ごとに強くなる、糸の先が皮膚から見える、といった変化があれば早めに連絡してください。

しびれやつっぱる感じ、かゆみといった感覚の変化も報告があります[3]。まれですが、顔の神経や耳の下の唾液腺(耳下腺)を傷つけることも挙げられています[3]。

何年もたってから問題が出ることもあります。糸リフトの4年後に、こめかみの炎症をくり返していた61歳の女性で、糸のまわりに袋状のできもの(のう胞)が見つかった報告があります[7]。

回復の差は、どんな条件で出る?

年齢が高い人や、溶けない糸を使った場合は、合併症が多くなる傾向がありました[3]。溶ける糸は、溶けない糸よりしびれや糸が出てくるリスクが低いとされています[5]。

VOVリフトは溶ける糸ですが、入れる本数や場所、肌の厚み、たるみの程度でも経過は変わります。同じ施術でも、人によって腫れ方に差が出ると考えておきましょう。

受ける前に、診察で何を確かめる?

記事だけでは、自分の顔でどのくらい腫れるか、何日休めばよいかは決められません。回復の見込みは、糸の本数や入れる場所、年齢やたるみの状態を診てはじめて分かります。

診察では、仕事を休める日数、内出血が出たときの対応、へこみが出たときの直し方、気になる症状が出たときの連絡先を確かめておきましょう。

もう少し詳しく聞いてみる