テスリフトが合うのはどんな人?たるみの強さと顔の脂肪で分かれる向き・不向き

テスリフトのような溶ける糸のリフトが合いやすいのは、たるみが軽めから中くらいで、顔の脂肪が多すぎない人です。反対に、皮膚の余りが大きい人や、手術と同じくらいの変化を望む人は、糸だけでは物足りなく感じやすくなります。

テスリフトのような溶ける糸のリフトが合いやすいのは、たるみが軽めから中くらいで、顔の脂肪が多すぎない人です[1][2]。反対に、皮膚の余りが大きい人や、手術と同じくらいの変化を望む人は、糸だけでは物足りなく感じやすくなります[1][3]。年齢よりも、たるみの量と期待する変化の大きさで考えるのが近道です。

テスリフトが向きやすいのは、どんな悩み?

向きやすいのは、肌のハリが落ちてきた、顔が横に広がって見える、といった早めのたるみです[1]。糸のリフトは、こうした年齢によるよくある変化に合う治療として紹介されています[1]。

骨を削らずに顔をすっきり見せたい若い人や、脂肪吸引や輪郭の手術のあとに皮膚がゆるんだ人にも使われています[1]。フェイスリフト手術のあと、またたるんできたけれど大きな手術はもう避けたい、という人の選択肢にもなっています[1]。

年代によって、求めるものはどう違う?

20〜30代は部分的な引き締め、40〜50代は顔全体の形の立て直しが中心になります[1]。同じ糸のリフトでも、年代によってねらいが変わります。

20〜30代では、肌のハリを高めて、気になる場所だけを整えたいという希望が多いようです[1]。40〜50代では肌の弾力が急に落ちてしわも出てくるため、一部分よりも顔全体をどう見せるかが課題になります[1]。

年齢が高い人では、強いたるみや深いしわを糸だけで消しきれないことがあります[1]。それでも、顔の印象をやわらげたり、肌の質感を整えたりする目的なら役に立つと考えられています[1]。

糸だけでは足りにくいのは、どんな場合?

皮膚の余りが大きい場合は、手術も一緒に比べたほうが安心です。以前は、皮膚を耳の方へ引いて2cm以上余るなら、フェイスリフト手術が勧められていました[1]。

今は糸の質が上がり、手術との差は小さくなってきたと述べられています[1]。ただ、日本美容外科学会の指針では、糸のリフトは一時的な改善は期待できるものの、効果は大きくなく、長くは続かないと説明しています[3]。

11万件あまりの糸のリフトをまとめた日本の論文でも、50歳を超えると合併症が増え、長い目で見た満足度が下がりやすいと指摘されています[4]。年齢だけで決まるわけではありませんが、たるみが強いほど期待とのずれが出やすいと考えておくと安心です。

顔の脂肪の量で、効果は変わる?

変わります。日本人143人の写真を比べた研究では、糸のリフトはBMIがふつうかやせ型の人で効果が出やすく、太り気味の人では効果が小さくなっていました[2]。

この研究では、座った姿勢と寝た姿勢での顔のずれを測りました。何もしていない人は20.8%、糸のリフトを受けた人は14.1%で、糸の人のほうがずれが小さい結果でした[2]。

逆に、顔の脂肪がとても少ない人では、糸が浅い位置に入りやすく、はじめのうちは糸が目立つことがあります[2]。この研究では、3か月を過ぎて糸の跡が見えた人はいませんでした[2]。やせている人ほど神経などを傷つけないよう注意が必要ともいわれています[1]。

向いていても、知っておきたいリスクは?

いちばん多いのは左右差です。59の研究(1万4222人)をまとめた報告では、多い副作用は顔の左右差、腫れ、内出血の順でした[5]。

多くは自然に治まりますが、輪郭の凹凸、感染、炎症は治療が必要になることがあります[5]。長い糸を耳の上で固定するタイプは引き上げる力が強い一方、へこみが12〜18%と報告されています[1]。どの形の糸を使うかで、効果とリスクのバランスが変わります。

溶ける糸のうち、PDOという素材は6〜8か月で分解されると報告されています[4]。受け直す前提で考えるのか、別の治療と組み合わせるのかも、先に決めておくと迷いにくくなります。

自分に合うかは、診察で何を見てもらう?

見てもらいたいのは、たるみの強さ、皮膚の余り、顔の脂肪の量、左右差です。糸の種類を選ぶ決まった基準はなく、本人の希望とどこまで上げたいかで変わります[1]。

そのため、糸だけで足りるのか、注入や手術と組み合わせるのかを、実際の顔を見ながら決めることが大切です[1]。どのくらい変わりそうか、どのくらいで戻りそうかを、受ける前に医師と話し合っておきましょう。

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