眉下切開で、まぶたのたるみはどこまで取れる?二重切開や眉の手術との分かれ目

眉下切開は、眉毛のすぐ下で上まぶたの余った皮膚を切り取り、まぶたのたるみを軽くする手術です。眉そのものを大きく持ち上げる手術ではなく、まぶたにかぶさった皮膚を減らすことが目的です。

眉下切開は、眉毛のすぐ下で上まぶたの余った皮膚を切り取り、まぶたのたるみを軽くする手術です[1]。眉そのものを大きく持ち上げる手術ではなく、まぶたにかぶさった皮膚を減らすことが目的です[1]。眉が下がっている人や二重を作りたい人は、別の手術を組み合わせるかどうかで答えが変わります[1][2]。

眉下切開で、何が変わる?

眉下切開では、眉の下のふちに沿って皮膚と皮下組織を切り取り、上まぶたにかぶさった皮膚を減らします[1]。中国の49人を平均7.5か月追った研究では、眉や目もとの位置を測った指標がすべて改善していました[1]。

見た目を気にする不安の点数も下がり、93.88%が満足と答えています[1]。ただし、1人の医師による1施設の研究で、経過も1年に届いていない点は差し引いて読む必要があります[1]。

二重のラインで切る方法と、何が違う?

上まぶたの皮膚は、まつげに近いほど薄く、眉に近づくほど厚くなります[3]。二重のラインで皮膚を切ると、この厚みの移り変わりがくずれ、ラインの上に皮膚がかぶさって見えやすくなることがあります[3]。

二重のラインで切る方法は、まぶたの構造に手を入れるぶん、回復に時間がかかることもあります[3]。そのため、アジア人のまぶたのたるみには、眉の下で皮膚を取る方法も広く使われています[3]。

どんな人に向いている?

韓国の報告では、まぶたのたるみが中くらい以上の中年以降の女性や、額の筋肉で眉を持ち上げてまぶたを開けている人に、よい選択肢になるとしています[4]。男性や若い女性にも使える方法です[4]。

年齢が上がると、たるみは目尻側に強く出やすくなります[2]。まぶたの真ん中の皮膚を取る二重の切開だけでは、目尻側がかえってゆるんで見えることがあると指摘されています[2]。

眉が下がっている人は、眉下切開だけで足りる?

眉そのものが下がっている人や、もともと眉が低い人は、眉下切開だけでは足りないことがあります[1]。眉下切開は皮膚のたるみを取る手術で、眉の位置を大きく上げるものではないからです[1]。

眉の下がりは、まぶたの皮膚のたるみを目立たせ、まぶたの手術だけでは満足しにくい原因になります[5]。日本形成外科学会の指針は、眉の下がりとそれに伴うまぶたの下がりに対し、眉を上げる手術とまぶたの手術を行うことを提案しています[6]。見えにくさと見た目の両方が改善するためです[6]。

また、縫い合わせるときに強く引きすぎると、かえって眉が下がることがあります[1]。

傷あとや術後の感覚は、どうなる?

中国の49人の研究では、術後の合併症は見られませんでした[1]。一方で、二重の位置が高い、目がくぼんでいる、まぶたの脂肪が少ないといった目もとでは、傷あとが目立ちやすく、眉となじみにくいことがあると指摘されています[1]。

眉の上のあたりの神経の近くを扱うため、術後にしびれやむずむずした感じが出ることがあります[4]。むずむずは、感覚が戻ってくるサインのことがあると報告されています[4]。

診察では、何を確かめる?

眉下切開が合うかどうかは、たるみの量と場所、眉の高さ、まぶたの皮膚の厚さで変わります[1][2]。診察では、眉が下がっていないか、まぶたを開ける力が弱くなっていないかも含めて診てもらいましょう。

そのうえで、眉下切開だけで足りるのか、二重の手術や眉を上げる手術を組み合わせるかを医師と確認しておくと、仕上がりのずれを防ぎやすくなります。

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