洗面所の鏡で頬のニキビ跡を見ている女性

福岡・天神のニキビ跡治療|赤み・色素沈着・凹みで治し方が違う

ニキビ跡には、待てば薄くなるものと、待っても一生戻らないものがあります。赤み・色素沈着は時間が味方しますが、凹みは自然には埋まりません。この違いを知らないまま同じケアを続けると、消える跡を焦って刺激し、消えない跡を放置することになります。福岡院(天神)で、4つのタイプ別に見分け方と治療を解説します。

この記事の読み方

掲載している施術は、福岡院(天神)で行っているものです。すべて自由診療(保険適用外)で、施術名を押すと詳しい解説と最新の料金表のあるページに移動します。今あるニキビの治療には保険が使えることがあり、その話も含めています。

ニキビ跡の相談で一番多い誤解は、「跡」をひとまとめにしていることです。実際には、放っておいても薄くなるものと、放っておくと一生そのままのものが混ざっています。

  1. 赤み — 時間で引きます。多くは数か月から1年ほど
  2. 色素沈着(茶色) — 時間で薄くなります。ただし日焼けで長引きます
  3. 凹み — 時間では戻りません。皮膚が欠けたまま固まった状態です
  4. 盛り上がり — 顔では多くありませんが、戻りにくいものです

この違いを知らないまま同じケアを続けると、消える跡を焦って刺激し、消えない跡を放置するという、ちょうど逆のことが起きます。実際、赤みを気にしてこすり続けた結果、色素沈着を作ってしまう方は少なくありません。

この記事の結論 赤みと色素沈着は、何もしなくても薄くなります。治療の役割は「早める」ことです。凹みは、何もしなければ一生そのままです。治療の役割は「浅くする」ことで、ゼロにはできません。自分の跡がどちらかを見分けるところから始めてください。

鏡の前で、明るい場所と、斜めから光が当たる場所の両方で見てください。凹みは正面からの光では見えません。

赤みタイプ

赤みが残った頬の皮膚

ニキビが治った場所が、平らなのに赤いまま。押すと一瞬色が引いて、離すとまた赤くなる。

炎症で広がった毛細血管が、まだ元に戻っていない状態です。皮膚の表面に凹凸はありません。

  • 見分け方透明な定規などで軽く押して、赤みが一瞬消えるなら赤みタイプです。

色素沈着タイプ

茶色い色素沈着が残った皮膚

茶色や灰色がかった色が、ニキビのあった場所に残っている。押しても色は変わらない。

炎症に反応してメラニンが作られ、残っている状態です。これも表面は平らです。

  • 見分け方押しても色が抜けなければ色素沈着です。赤みと混ざっていることもよくあります。

凹みタイプ

クレーター状に凹んだニキビ跡

斜めから光を当てると影が出る。指でなでると段差を感じる。化粧をすると、かえって目立つ。

炎症が深いところまで及び、皮膚の土台が壊れて失われた状態です。欠けた部分は、放置しても埋まりません。形によって3つに分かれ、治りやすさが違います。

  • アイスピック型細く深い。入口が小さく、底が見えないほど深い。最も治りにくいタイプです。
  • ボックスカー型縁が切り立った、丸や四角のくぼみ。底は平らで、輪郭がはっきりしています。
  • ローリング型なだらかな起伏。皮膚の下で引きつれているために、表面がうねって見えます。
  • 見分け方皮膚を指で左右に引き伸ばしてください。浅くなるならローリング型、変わらないならボックスカー型かアイスピック型です。

盛り上がりタイプ

跡が硬く盛り上がっている状態です。顔では多くありませんが、下あごのラインや、胸・背中・肩にできたニキビの跡では起こります。かゆみや痛みを伴うことがあります。

これは凹みとは全く別の治療になります。体の跡で思い当たる方は、診察でご相談ください。

混ざっているのが普通です ひとつの頬の中に、赤みと色素沈着と凹みが同時にあるのが普通です。見分けの目的は「どれか一つに決めること」ではなく、急ぐ必要があるものとそうでないものを分けることです。急ぐのは凹みだけで、そしてその凹みを増やさない方法が、この記事の後半の中心になります。

まず安心していただきたいのは、この2つは放っておいても薄くなるということです。治療をするかどうかは、「どれくらい早く薄くしたいか」の問題になります。

どれくらいで薄くなるか

  • 赤み数か月から1年ほどかけて引いていきます。炎症が深かったものほど長くかかります。
  • 色素沈着数か月から1年以上。もともとの肌の色が濃い方ほど、残りやすく長引きます。

やってはいけないこと

こすることです。赤みや色素沈着を早く消そうとしてマッサージしたり、スクラブを使ったりすると、そこに新しい炎症が起きて色素沈着が上書きされます。薄くなりかけていたものが、また振り出しに戻ります。

同じ理由で、強いピーリングを自己判断で繰り返すのも避けてください。

いちばん効くのは日焼け止めです

色素沈着は紫外線で濃くなり、消えるまでの期間が延びます。つまり日焼け止めを塗っているかどうかで、消えるまでの時間が変わります。

何かを足すより、紫外線を減らすほうが確実です。高価な美白化粧品より、毎日塗る日焼け止めのほうが結果に効きます。

自宅で足すなら

  • ビタミンC誘導体メラニンが作られる過程に働きます。色素沈着向け。
  • ナイアシンアミドできたメラニンが皮膚の表面に移るのを抑えます。刺激が少なく続けやすい成分です。
  • トラネキサム酸炎症による色素沈着に使われます。外用のほか、内服を選ぶこともあります。

赤みや色素沈着と違い、凹みは皮膚の土台そのものが失われている状態です。色の問題ではなく、形の問題です。だから、どんな化粧品を塗っても埋まりません。

なぜできるのか

ニキビの炎症が毛穴の壁を壊すと、中身が周りの組織に漏れ出します。体はそれを処理しようとして、その場所のコラーゲンごと分解してしまいます。炎症が引いたあと、分解された分だけ皮膚が足りず、へこんだまま固まります。

炎症が深く、長く続いたものほど、深い凹みになります。そして自分で押し出した跡は、まさにこの「深く壊す」ことをしているので、凹みになりやすい。

治療でどこまで戻るか

正直に書きます。元の皮膚と同じにはなりません。目標は「浅くして、気づかれにくいところまで持っていく」ことです。複数回の治療が前提になり、タイプによって効き方も変わります。

  • ローリング型比較的よく反応します。土台を作り直す治療が向いています。
  • ボックスカー型縁を削ってなだらかにする方向。回数が必要です。
  • アイスピック型細く深いため、面で当てる治療では底まで届きません。最も改善しにくく、他の2つより期待値を下げて考える必要があります。
先に知っておいてください 凹みの治療は、数回で劇的に変わるものではありません。5回以上かけて少しずつ浅くしていく性質のものです。1回で平らになる治療を提示されたら、根拠を確認してください。

ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。

赤く炎症したニキビのある肌

跡の治療より、跡を作らないほうが、はるかに効率がいい。凹みは一度できると完全には戻らないのに対し、今あるニキビを早く鎮めるのは、はるかに簡単で確実だからです。

ニキビ跡の治療に通いながら、その横で新しいニキビが炎症を起こして新しい凹みを作っている——これが、治療がなかなか前に進まない人の典型的なパターンです。

まず保険診療を試してください

今ニキビが出ているなら、保険でアダパレンや過酸化ベンゾイルといった塗り薬が処方できます。炎症を起こすニキビを減らす効果がはっきりしている薬で、自費の施術を検討する前に試す価値があります。

費用も自費の施術とは桁が違います。「ニキビ跡をどうにかしたい」で来られた方に、まず今のニキビの治療をご提案することがあるのはこのためです。

触らない、潰さない

圧力をかけて押し出すと、毛穴の壁が壊れて炎症が深くなります。前の章で説明したとおり、それが凹みの作られ方そのものです。気になるニキビほど、触らないでください。

羽根院長より ニキビ跡のご相談で来られた方の肌を見ると、跡と同じかそれ以上に、今まさに炎症しているニキビがあることがよくあります。跡の治療を始める前に、まずそちらを止めましょうとお話しします。遠回りに感じられるかもしれませんが、結果的にはこれが一番早い道です。

跡のタイプごとに、何を狙う治療なのかで分けます。料金と詳しい説明は、施術名のリンク先にあります。

色素沈着に

ピコトーニング

レーザーを弱い出力で顔全体に当て、メラニンを少しずつ散らしていきます。炎症を起こしにくい当て方なので、ニキビ跡の色素沈着にも使えます。

  • 目安2〜4週ごと、5回前後
  • ダウンタイムほぼなし。直後に軽い赤み
  • 向いている人茶色い色素沈着が広い範囲にある方
  • 向かない人赤みだけの方、凹みが主な悩みの方

凹みに

ピコフラクショナル

レーザーを点状に打ち込み、皮膚の内部に微細な変化を起こしてコラーゲンを作り直させます。表面を削らないのでダウンタイムが短く、その分だけ回数が必要です。

  • 目安4週ごと、5回以上
  • ダウンタイム赤み1〜2日
  • 向いている人ローリング型、浅いボックスカー型。仕事を休みにくい方
  • 向かない人深いアイスピック型を一度で改善したい方

ジュベルック

注入してコラーゲンの産生を促す製剤です。レーザーが上から働きかけるのに対し、こちらは凹んだ部分の土台を下から底上げする方向の治療になります。

  • 目安4週ごと、3回前後
  • ダウンタイム内出血、数日の腫れ
  • 向いている人凹みとハリ不足が同時にある方
  • 向かない人活動性のニキビがある方

肌質・浅い凹凸に

マッサージピール(PRX-T33)

皮膚を剥離させずに深い層まで薬剤を届け、コラーゲンの産生を促します。ダウンタイムがほとんどないので、他の治療の合間に挟めます。

  • 目安1〜2週ごと、4〜5回
  • ダウンタイムほぼなし。直後の軽い赤み、数日の乾燥
  • 向いている人浅い凹凸とハリ不足。休みを取りにくい方
  • 向かない人活動性のニキビや傷がある方

今あるニキビに

サリチル酸マクロゴール

角質を整え、毛穴が詰まりにくい状態へ導きます。新しいニキビを減らすことが、そのまま新しい跡を減らすことになります。

  • 目安3〜4週ごと
  • ダウンタイム乾燥、軽い赤み、まれに皮むけ
  • 向いている人面皰が主体で、ニキビを繰り返す方
  • 向かない人強く乾燥している方、活動性の湿疹がある方
組み立て方 炎症しているニキビがあるなら、まずそれを止めるところから。色が残っているだけならピコトーニング。影が出る凹みがあるなら、ピコフラクショナルかジュベルック、あるいは両方を組み合わせます。順番を間違えて凹みの治療から始めると、治療中にまた新しい凹みが増えます。

正直に書きます。次の3つは、現在の美容医療では達成できません。

  • 凹みをゼロにすること浅くすることはできますが、周りの皮膚と同じ状態には戻りません。複数回の治療で「気づかれにくいところまで」が現実的な目標です
  • 深いアイスピック型を面の治療で埋めること入口が細く底が深いため、顔全体に当てるタイプの治療では底まで届きません。他の形より期待値を下げて考える必要があります
  • 一度の治療で終わること凹みの治療は、回数を重ねて少しずつ浅くしていく性質のものです

鼻の手術を担当している立場から、鼻に限った話を書きます。

なぜ鼻は跡になりやすいのか

鼻は顔の中で皮脂腺が最も大きく、毛穴の奥行きも深い部位です。そこで炎症が起きると、浅いところで収まらず、深いところまで及びやすい。深い炎症ほど深い凹みになるので、同じ大きさのニキビでも、頬より鼻のほうが跡を残しやすいことになります。

さらに鼻の皮膚は厚く硬いため、凹みができたあとの治療も効きが鈍くなります。できやすくて治りにくい、という条件が重なっている部位です。

毛穴と見分けがつきにくい

鼻の凹みは、毛穴が広がったものと見分けがつきにくいことがあります。大きさがばらばらで、斜めから光を当てたときに影が出るなら、毛穴ではなく跡の可能性が高い。

見分け方は別の記事で詳しく書いています。 鼻の毛穴の記事 もあわせてご覧ください。

鼻の手術を予定している方へ

鼻の手術のあとは、テープで固定する期間があります。この間は皮膚が蒸れて皮脂の出口がふさがれるため、一時的にニキビが出やすくなります。そこで炎症を起こすと、手術とは関係のない跡が残ることがあります。

手術を予定している方は、できれば術前にニキビを落ち着かせておくことをおすすめします。カウンセリングのときに肌の状態も一緒に見ますので、気になることがあれば遠慮なくお伝えください。

赤いのと茶色いのが混ざっています。どちらを先に治しますか

どちらも待てば薄くなるので、急いで決める必要はありません。優先すべきは、同じ顔の中に凹みがあるかどうかと、今ニキビが出ているかどうかです。

どれくらいで変化が分かりますか

色素沈着は3回前後で違いが分かることが多く、凹みは5回以上かかります。赤みは治療というより時間が主役です。

化粧品で凹みは治りますか

治りません。凹みは色ではなく形の問題で、皮膚の土台が失われている状態だからです。化粧品が役に立つのは、赤み・色素沈着と、新しいニキビの予防です。

ニキビがまだ出ている状態で、跡の治療はできますか

炎症しているニキビがある状態では、できない治療があります。先に今のニキビを落ち着かせてから跡の治療に入るほうが、結果的に早く進みます。

セルフケアで悪化させてしまった気がします

よくあることなので、まずやめるところからで大丈夫です。こすること、潰すこと、強い製品を重ねることの3つをやめるだけで、数か月で状態が変わる方は多くいます。

男性でも受けられますか

受けられます。男性は皮脂の分泌が多く炎症も強く出やすいため、凹みのご相談も少なくありません。

このページで紹介している施術は、すべて自由診療(保険適用外)です。今あるニキビの治療に使う保険診療の薬は、これとは別の扱いになります。

施術に共通して起こりうること

  • 赤み・腫れ多くの施術で数日以内に出ることがあります
  • 乾燥・皮むけ角質に働きかける施術で起こります
  • 内出血針や注入を伴う施術で起こることがあります
  • 色素沈着炎症の後、特に日焼けした皮膚で起こりやすくなります。ニキビ跡の治療では特に注意が必要です
  • 感染頻度は高くありませんが、針を使う施術ではゼロではありません
  • 効果の個人差期待した変化が得られないことがあります。特に深い凹みでは差が出ます

各施術の料金・必要回数・固有のリスクは、施術名のリンク先ページに記載しています。

このページの監修医

羽根 和秀 医師

羽根 和秀 Zetith Beauty Clinic 福岡院 院長

2021年、神戸大学医学部を卒業。前職で大阪院院長を経験し、2025年より Zetith Beauty Clinic 福岡院院長。鼻整形を中心とした外科手術に加え、美容皮膚科の注入治療・機器治療も担当しています。

どのタイプか分からないとき

赤みと色素沈着、凹みと毛穴は、鏡では見分けにくい組み合わせです。診察では、斜めからの光と触診で、いま何が起きているかを確認します。今あるニキビの治療が先かどうかも含めてご提案します。福岡院(天神)で無料カウンセリングを行っていますので、まずはご相談ください。

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※ 本ページは一般的な医療情報の提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。掲載している施術はすべて自由診療(保険適用外)です。治療の適応・費用・リスクは診察により個別に判断されます。効果には個人差があります。※ 掲載している写真はすべてイメージです。当院の症例写真ではありません。