モイストショットってどんな施術?ヒアルロン酸にPDRNを合わせる意味と向く肌

モイストショットは、ヒアルロン酸と、サケ由来のDNAの成分(PDRN)を肌の浅い層に注入し、うるおいやハリ、きめを整えるスキンブースター(肌質を整える注射)です。乾燥や小じわ、毛穴など肌の質の悩みに向く一方、ボリュームを足したり深い溝を埋めたりする治療ではありません。

モイストショットは、ヒアルロン酸と、サケ由来のDNAの成分(PDRN)を肌の浅い層に注入し、うるおいやハリ、きめを整えるスキンブースター(肌質を整える注射)です[1][2]。乾燥や小じわ、毛穴など肌の質の悩みに向く一方、ボリュームを足したり深い溝を埋めたりする治療ではありません[3]。2つを合わせた注射そのものを調べた研究はまだ少なく、効果はそれぞれの成分の研究から考える段階です。

ヒアルロン酸とPDRN、それぞれの役割は?

ヒアルロン酸は、肌の水分を保つ役目です。肌の浅い層へのヒアルロン酸注入を調べた13の研究のまとめでは、うるおい、ハリ、明るさ、きめ、弾力が改善していました[1]。

PDRNは、サケの精子から取った短いDNAのかけらです[2]。肌の中で、コラーゲンなどを作る細胞の働きを助けると考えられています[2][4]。似た名前のPN(ポリヌクレオチド)は、DNAの鎖がより長く、働き方が少し違うと説明されています[4]。

向く悩み、向かない悩みは?

向くのは、乾燥、ハリ不足、小じわ、きめの粗さといった肌の質の悩みです[3]。目の下を対象にした研究のまとめでも、PNはハリ、うるおい、細かいしわを安定して改善していました[3]。

一方で、形を整えたりボリュームを足したりするのは、ヒアルロン酸のフィラー(形を作る注入)のほうが優れているとされています[3]。くぼみや深いほうれい線が主な悩みなら、別の治療と比べて考えるのが近道です。

ヒアルロン酸だけの注射と比べて、違いはある?

見た目の総合評価では、はっきりした差は出ていません。27人の目のまわりで、片側にPN、もう片側にヒアルロン酸を注入して比べた試験では、全体の見た目の評価に差はありませんでした[5]。

ただ、ハリとうるおいの改善の割合、肌のざらつきや毛穴の改善はPN側が上回っていました[5]。この試験はPNとヒアルロン酸を別々に比べたもので、モイストショットのように合わせた注射の結果ではない点に注意が必要です。

回数や通う間隔の目安は?

1回で大きく変わるより、何回か重ねて整えていく治療です。上の試験では、2週間おきに3回注入していました[5]。

ハリやうるおいの改善は、時間がたつと少しずつ下がっていました[5]。続けるかどうか、どのくらいの間隔で受けるかは、肌の変化を見ながら決めていくことになります。

副作用やダウンタイムのリスクは?

多くは軽く、注入したところの腫れ、違和感、軽い内出血が中心です[6]。PNについては、しこりや血管が詰まるといった合併症の報告はないとされています[6]。

ただ、ヒアルロン酸の注入では、まれに血管に入って皮膚が傷んだり、目が見えにくくなったりする重い合併症も報告されています[7]。どの深さにどのくらい入れるのか、何かあったときにどう対応するのかを、受ける前に確かめておきましょう。

自分に合うかは、診察で何を確認する?

確認したいのは、悩みが肌の質なのか、くぼみやたるみなのかです。これで、モイストショットが合うのか、フィラーや別の治療のほうが合うのかが分かれます。

使う製品の中身、回数と間隔、内出血が出たときの過ごし方も聞いておくと安心です。肌の状態は一人ひとり違うので、実際に診てもらったうえで医師と相談して決めましょう。

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