シルキーファット注入ってどんな施術?ヒアルロン酸との違いと向く悩み

シルキーファット注入は、自分の脂肪を細かく砕いてろ過し、顔の細かいくぼみや肌の浅い層に注入する治療です。目の下のくぼみや肌の質感を整える目的に向く一方、注入した脂肪がどれだけ残るかは読みにくく、大きく形を変える治療ではありません。

シルキーファット注入は、自分の脂肪を細かく砕いてろ過し、顔の細かいくぼみや肌の浅い層に注入する治療です[1][2]。目の下のくぼみや肌の質感を整える目的に向く一方、注入した脂肪がどれだけ残るかは読みにくく、大きく形を変える治療ではありません[2][3]。悩みが「量が足りない」のか「肌の質」なのかで、合う方法が変わります。

ふつうの脂肪注入と、何が違う?

違いは、脂肪の粒の大きさと、入れる深さです。粒が残ったマイクロファットは主にボリュームを足すために使い、さらに細かく砕いたナノファットは肌の浅い層に入れる使い方に向きます[2]。

ナノファットは、脂肪細胞が約25%、残りの約75%がSVF(再生にかかわる細胞などを含む成分)でできていると説明されています[4]。シルキーファットは、この2つのサイズを目的に合わせて使い分ける考え方の治療です。

ヒアルロン酸と比べて、どこが違う?

いちばんの違いは、人工の材料ではなく自分の脂肪を使うことです。そのため、自然な見た目をめざす方法として紹介されています[4]。

その代わり、脂肪を取る処置が必要です。取る場所の負担は小さいとされていますが、脂肪注入は仕上がりを予測しにくい治療だとも言われています[3]。すぐに決まった量が入るヒアルロン酸とは、ここが大きく違います。

どんな悩みに向いている?

向いているのは、目の下のくぼみやくま、毛穴や小じわなどの肌の質感です。下まぶたのふくらみを取る手術とナノファットを組み合わせた研究では、くぼみとくまが改善し、満足度は96.6%でした[5]。

肌の質感では、20人にラジオ波の針治療とナノファットを組み合わせた研究があります[6]。3か月後に85%の人が「とても良くなった」と評価され、毛穴、つや、小じわの改善が見られました[6]。

ただ、どちらも別の治療と組み合わせた研究で、人数も多くありません。脂肪注入だけでどこまで変わるかは、この結果からははっきり言えません。

どこが限界で、どんなリスクがある?

限界は、残る量が人によって違うことです。多めに入れすぎると、凹凸ができたり、吸収のされ方が予測しにくくなったりすると指摘されています[7]。

まれですが、脂肪が血管に入って詰まり、目が見えなくなった重い例も報告されています[3]。注入する場所や深さ、使う器具をどう選んでいるかは、受ける前に確かめておきたい点です。

目の下の研究では、術後1週間は笑うなどの大きな表情をなるべく控えるよう伝えていました[5]。受ける場所によって、術後の過ごし方も変わります。

自分に合うかは、診察で何を確認する?

確認したいのは、悩みがボリューム不足なのか、肌の質なのかです。量を足したいならマイクロファット寄り、肌の浅い層を整えたいならナノファット寄りと、使い方が変わります[2]。

あわせて、脂肪をどこから取るのか、何回くらいかかりそうか、ヒアルロン酸など別の方法と比べてどうかも聞いておきましょう。顔の状態は一人ひとり違うので、実際に診てもらったうえで医師と相談して決めるのが確実です。

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