ハンドベイン治療ってどんな施術?手の甲の血管が目立つ理由と、治療で起こりうること

ハンドベイン治療は、手の甲に浮き出て見える静脈を目立たなくする施術で、代表的なのは血管に薬を入れて閉じる硬化療法です。手の甲の静脈を硬化療法で治療した41人の報告では、施術は平均1.5回で、重い合併症は見られませんでした。

ハンドベイン治療は、手の甲に浮き出て見える静脈を目立たなくする施術で、代表的なのは血管に薬を入れて閉じる硬化療法です[1]。手の甲の静脈を硬化療法で治療した41人の報告では、施術は平均1.5回で、重い合併症は見られませんでした[1]。ただ、手の甲を対象にした研究はまだ少なく、血管が目立つ原因がボリュームの減りなら、別の治療が合うこともあります[1][2]。

手の甲の血管は、なぜ目立ってくる?

年齢とともに、手の甲の脂肪が減り、皮膚の弾力も落ちていきます[2]。すると、もともとあった静脈や腱、骨の形が浮き出て見えやすくなります[2]。

つまり、血管そのものが太くなったとは限りません。血管を閉じて目立たなくするか、ボリュームを補って浮き出しを和らげるかで、選ぶ治療が変わります。

硬化療法では、何をする?

細い針で静脈に薬を入れ、血管の内側を傷めて閉じさせる治療です[3]。上の報告では、泡状にした薬(ポリドカノール0.5%など)が主に使われていました[1]。

うまく閉じた静脈は、時間をかけて硬いひも状の組織に変わっていきます[3]。その結果、皮膚の上から血管が見えにくくなります。

何回くらい必要?経過の目安は?

上の報告では、手の甲の施術は平均1.5回で、1回から5回まで幅がありました[1]。1回で済む人もいれば、何回か重ねる人もいるということです。

なお、この報告は1つの施設で振り返って調べたもので、41人のうちほとんどが女性、平均年齢は55.8歳でした[1]。年齢や手の状態が違う人に同じ結果が出るかは、まだ分かっていません。

どんな副作用がある?

手の甲で比較的多かったのは、治療した静脈の中に血のかたまりができることで、施術の15.2%で見られました[1]。しこり、腫れ、色素沈着(茶色っぽいあと)、長引く赤みは、まれでした[1]。

体のほかの場所も含めた硬化療法の総説では、色素沈着は多くが6〜12か月で薄くなる一方、1〜2%では残ることがあるとされています[4]。場所によっては神経を傷めることもあり、手の甲では近くの神経への影響が心配された例も報告されています[4]。

まれですが、血管の中で行う治療には、血のかたまりが肺などへ飛ぶ重い合併症の可能性もあります[3]。治療後に強い痛みや腫れ、しびれ、息苦しさが出たら、すぐに施術先へ連絡してください。

ほかの方法と比べて、どう選ぶ?

浮き出しの主な原因がボリュームの減りなら、注入で補う方法もあります。米国では、手の甲のボリュームを補う目的で承認されたヒアルロン酸製剤もあります[5]。

静脈の治療には、硬化療法のほかに、小さく切って静脈を取る方法や、血管の内側からレーザーや高周波で閉じる方法もあります[6]。どれを選ぶかは、血管の太さや場所、どのくらい目立たなくしたいかで変わります。

自分に合うかは、診察で何を確かめる?

確かめたいのは、目立つ原因が静脈の浮き出しか、ボリュームの減りか、その両方かです。静脈の太さや、過去に血栓ができたことがあるかも、治療の選び方にかかわります。

施術の回数の見込み、治療後に気をつけること、副作用が出たときの対応も聞いておきましょう。どの方法が合うかは記事だけでは決められないので、手を実際に診てもらってから判断してください。

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