Fat X Coreって何をする?お腹や二の腕の脂肪を注射で減らす仕組みと、脂肪吸引との違い

Fat X Coreは、デオキシコール酸という成分を気になる部分の脂肪に注射し、脂肪細胞を壊して少しずつ減らす施術です。お腹や二の腕への使い方は、承認された二重あごへの使い方とは別で、研究はまだ予備的な段階です。

Fat X Coreは、デオキシコール酸という成分を気になる部分の脂肪に注射し、脂肪細胞を壊して少しずつ減らす施術です[1]。お腹や二の腕への使い方は、承認された二重あごへの使い方とは別で、研究はまだ予備的な段階です[2][3]。体重を大きく落とす方法ではなく、部分的な脂肪を整える方法と考えるのが現実的です。

体のどこに使われている?

わき腹や二の腕など、部分的な脂肪に使った研究が報告されています[1][4]。脂肪を減らす働きの中心になるのは、デオキシコール酸のほうだと考えられています[1]。

デオキシコール酸に別の成分を加えた注射を、1269人に行った報告では、効果がわかりやすかったのは顔(頬、フェイスライン、あごの下)と二の腕でした[5]。太ももやひざのまわりでは、効果は中くらいにとどまっていました[5]。

効果は、どこまで分かっている?

初期の結果は良好ですが、まだ予備的です。二重あご以外への使い方をまとめた総説では、11の研究で成功とされた割合が85%を超えていました[2]。

ただし、評価の時期は治療後1〜21か月とばらつきがあり、二重あご以外への使い方を勧める根拠はまだ限られています[2]。体の広い範囲への使い方は、まだ十分に調べられていないとも指摘されています[3]。

何回くらい必要?

1回で終わる施術ではありません。上の1269人の報告では、平均4回を4週間ごとに行い、最後の注射から8週後に結果を見ていました[5]。

効果は回を重ねるごとに積み上がり、3回目を終えたころにわかりやすくなっていました[5]。一方で、薬の量ややり方は施設ごとにばらばらで、決まった基準がないことも課題です[5]。

脂肪吸引や冷却痩身とは、何が違う?

脂肪をしっかり減らす基本の方法は、今も脂肪吸引です[6]。注射は手術をしない手軽さがある一方、合う人を選ぶこと、技術、何回かの通院が必要です[6]。

注射による脂肪溶解は、脂肪吸引の代わりではなく補う方法だと位置づけられています[5]。冷やして脂肪を減らす治療(冷却痩身)も、つまめる程度の脂肪に向き、肥満や広い範囲の脂肪には向かないとされています[7]。

冷却痩身では、まれに2〜4か月後に治療した場所の脂肪がかえって増える合併症も報告されています[8]。どの方法にも、合う脂肪と合わない脂肪があります。

痛みや副作用は?

多いのは、注射した場所の痛みです[4]。まれですが、デオキシコール酸の注射では皮膚のただれ、潰瘍、感染も報告されています[3]。

腫れや痛みが続く、皮膚の色が変わる、熱を持つといった変化があれば、早めに施術したクリニックへ相談してください。

自分に合うかは、診察で何を確かめる?

確かめたいのは、気になる脂肪がつまめる程度の部分的なものか、どのくらい減らしたいかです。量が多い場合は、脂肪吸引など別の方法のほうが合うことがあります。

診察では、見込む回数と間隔、1回に注射する範囲、ほかの方法と比べた理由を聞いてください。体の状態を実際に見てもらってから決めるのが確実です。

もう少し詳しく聞いてみる