陰核包茎術は、陰核(クリトリス)を覆う皮膚(陰核包皮)の余りを切り取って小さくする手術です[1][2]。研究では小陰唇を小さくする手術と一緒に行われることが多く、こすれる不快感や見た目の悩みが主な理由でした[1][2]。ただし、長い目で見た結果を調べた研究はまだ多くありません。
どんな悩みで受ける人が多い?
一番多いのは、こすれる不快感です。中国の738人の研究では、手術を受けた理由として98.8%がこすれる不快感を、87.1%が見た目の悩みを挙げていました[1]。
ほかに、性交時の痛み(7.9%)や、分泌物がたまりやすいこと(7.5%)を挙げた人もいました[1]。別の68人の研究でも、体の不快感が82.4%、見た目が61.8%、清潔を保ちにくいことが32.4%でした[2]。
陰核包茎術だけを受けることは多い?
研究の多くは、小陰唇の手術と組み合わせた形で報告されています[1][2][3]。ブラジルの48人の研究では、85.4%が小陰唇と陰核包皮の手術を一緒に受けていました[3]。
陰核包皮だけを小さくするか、小陰唇も一緒に整えるかで、手術の計画が変わります[2]。自分の悩みがどこにあるのかを、先に整理しておくと話がスムーズです。
合併症は、どのくらい起こる?
報告されている合併症の多くは、傷の治りの遅れや左右差です。738人の研究では、傷の治りが遅れた人が3.3%、左右差を感じた人が1.4%でした[1]。
68人の研究では合併症が7.4%で、再手術は1.5%でした[2]。48人の研究では、術後早い時期の合併症が6.25%で、血のたまりや傷が開いた例がありました。感染はありませんでした[3]。
感じ方や性生活への影響は?
小さな研究では、良くなったという報告があります。48人の研究では、手術から6か月後に性欲や満足感などの項目が良くなっていました[3]。
ただし、この研究は人数が少なく、1人の医師が手術したものです[3]。738人の研究も、追跡した期間は平均1.9か月と短めでした[1]。何年もたってからの感じ方の変化は、まだよくわかっていません。
研究の結果は、どこまで当てはまる?
参考にはなりますが、そのまま自分に当てはまるとは限りません。600件を超える手術をもとにした10年の追跡報告もありますが、これは医師の経験にもとづく報告で、根拠の強さは一番低い段階に分類されています[4]。
見た目の満足度は、手術の前後で良くなったと報告されています[2]。一方で、切り方は報告ごとに違い、方法の選び方も医師によって変わります[1][2][3]。
自分に必要かは、診察で何を確認する?
確かめたいのは、悩みの中心が陰核包皮なのか小陰唇なのか、どこをどれだけ切るのか、そして回復までの過ごし方です[1][2]。
形や皮膚の余り方は人によって違うため、記事だけでは手術が必要かどうかまでは決められません。診察で実際に見てもらい、こすれや見た目の悩みが手術で変わるかを確認してください。
- 1Shi Y, Sun Y, Chen L, Gao Y, Li Q. Clinical Observations of the Modified Wedge Resection in Composite Labia Minora and Clitoral Hood Reduction Surgery. Aesthetic Plastic Surgery. 2026. doi:10.1007/s00266-025-05593-2
- 2Duan L, Li Z, Zhang H, Zhang B. Composite Labia Minora and Clitoral Hood Reduction: An Optional Surgical Method. Aesthetic Plastic Surgery. 2026. doi:10.1007/s00266-025-05075-5
- 3Turini T, Sant Ana G, Imoto AM, Martins MEA. Vulva Self-Image and Sexual Function After Female External Genital Plastic Surgery. Aesthetic Plastic Surgery. 2025. doi:10.1007/s00266-024-04570-5
- 4Hunter JG. Labia Minora, Labia Majora, and Clitoral Hood Alteration: Experience-Based Recommendations—A 10-Year Follow-up Report. Aesthetic Surgery Journal. 2026. doi:10.1093/asj/sjag147