術後6か月
他院の手術後を、砕いた肋軟骨で整え直す
- 施術
- 砕片肋軟骨による隆鼻術
- 併用施術
- 鼻中隔延長・鼻尖形成・耳介軟骨移植
- 経過
- 術後3か月・6か月
- 担当医
- 鉄 鑠
主なリスク:腫れ、内出血、感染、左右差、輪郭不整、移植軟骨の吸収・変形・位置のずれ、採取部の傷あと・痛みなど。 費用は組み合わせる施術により異なります。
現在の料金を確認する →自家組織隆鼻術
自家組織隆鼻術は、ご自身の肋軟骨などを使って鼻筋を整える手術です。 当院では鼻の高さだけを見るのではなく、正面から見た鼻筋の幅や、額から鼻先までのつながり、顔全体とのバランスまで確かめながら、治療の計画を立てていきます。
診察では、希望する高さはもちろん、額から鼻先までのライン、鼻筋の幅、皮膚の厚み、 これまでの手術歴まで確かめます。そのうえで、どの方法が合っているかをご提案します。
なぜ、自家組織なのか
入れるのはご自身の軟骨です。人工物で起こりがちな異物反応や露出に悩まされることが少なく、時間が経つほど自然になじんでいきます。
肋軟骨はしっかりした支えになります。初めての方はもちろん、他院の手術で土台が崩れてしまった鼻でも、自分の組織で一から作り直せます。
軟骨を細かくしたUDCを使うと、こまかな凹凸やカーブまで合わせられます。横顔だけでなく、正面から見たときの鼻筋の通りまで整えられます。
ただし、鼻とは別に軟骨を採る負担があり、いいことばかりではありません。自家組織とプロテーゼのどちらが向くかは、皮膚の厚みやこれまでの手術も見ながら、診察で見極めます。
主にご自身の肋軟骨や耳介軟骨を使って、鼻筋に必要な高さと形をつくります。 人工物を入れたくない方や、プロテーゼを抜いたあとに作り直したい方に向いています。
一方で、鼻とは別に軟骨を採る必要があり、採ったところにも傷あとや痛みが残ります。 移植した軟骨が吸収されたり、変形したりすることもあります。良い面だけでなく、採取部の負担やリスクまでお話ししたうえで、術式を一緒に決めていきます。
細かくした自家軟骨を使う隆鼻術については、いくつもの臨床報告があります。 ただし、その結果がすべての患者様の経過を約束するわけではありません。[1]
砕いた肋軟骨で、鼻筋から鼻先までを整えた症例です。3か月後と6か月後の経過もあわせて載せています。
術後6か月
主なリスク:腫れ、内出血、感染、左右差、輪郭不整、移植軟骨の吸収・変形・位置のずれ、採取部の傷あと・痛みなど。 費用は組み合わせる施術により異なります。
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施術前後


施術前後



他院修正


※患者様の同意を得て掲載しています。効果・経過には個人差があります。主なリスクは腫れ、内出血、感染、左右差、輪郭不整、 移植軟骨の吸収・変形・位置のずれ、採取部の傷あと・痛みなどです。費用は組み合わせる施術により異なります。
当院では、肋軟骨をごく細かく砕いたUDC(超微細破砕軟骨)を使います。 PRPゲルなど自分の血液からとった成分と組み合わせ、筋膜や軟骨膜で包んでから移植します。どの材料をどう使うかは、鼻の状態や希望する形に合わせて決めます。
採った肋軟骨を細かく砕き、鼻筋の形に合わせて調整しやすくします。
診察で決めた高さ・幅・カーブに合わせて、移植する軟骨の量と形を整えます。
PRPゲルなど自分の血液からとった成分と合わせ、必要に応じて筋膜や軟骨膜で包みます。
鼻骨の骨膜の下など適切な位置に移植し、正面と横顔の両方から形を確かめます。
超微細にした軟骨と筋膜を用いた53例の報告や、細片軟骨にPRFを組み合わせた40例の無作為化比較試験があります。 ただし、PRFは当院で用いるPRPと同一ではなく、報告された術式も当院の方法と完全には一致しません。 関連する基礎資料として参照しています。[2][3]
当院の手術室での施術風景
どちらかが一方的に優れている、というものではありません。希望する形や、これまでの手術、採取部の負担を踏まえて選びます。
肋軟骨・耳介軟骨など
+メリット
-留意点
医療用シリコン(人工物)
+メリット
-留意点
| 比較 | 自家組織 | シリコンプロテーゼ |
|---|---|---|
| 材料 | ご自身の肋軟骨・耳介軟骨など | 医療用シリコン |
| 形のつくり方 | 軟骨を調整し、鼻に合わせて成形 | 既製品または加工したプロテーゼを使用 |
| 主な利点 | 人工物を避けられ、細かな凹凸に合わせやすい | 採取部がなく、一定の形と高さをつくりやすい |
| 主な負担 | 軟骨採取部の傷あと・痛み・合併症の可能性 | 輪郭の目立ち、位置ずれ、感染、露出などの可能性 |
| 形の変化 | 吸収・変形・輪郭不整の可能性 | 被膜や加齢変化に伴い見え方が変わる可能性 |
自家軟骨とシリコンを比較した系統的レビューもありますが、術式や対象患者が研究ごとに異なります。[5]
肋軟骨を用いた鼻形成術のメタ解析では、変形、吸収、感染、輪郭不整、再手術、採取部の瘢痕などが報告されています。 数値は研究全体の集計であり、個々の患者様の確率ではありません。[4]
術式の工夫だけでなく、どんな方に向くか、合併症、術後の変化まで振り返り、日々の診療と発信に活かしています。
自家組織隆鼻術
500件当院実績
2026年8月時点
2026年5月、医学専門誌に執筆
「自家組織で“美しく強い鼻”をつくる―隆鼻術における自家組織の歴史的発展と、 当院でのUDC複合移植の最新技術―」を鉄 鑠らが執筆しました。
出版社の書籍情報を見る診療で大切にしていること
皮膚の厚み、これまでの手術、必要な軟骨の量、採取部への負担は、一人ひとり違います。 診察と画像を見ながら、自家組織以外の選択肢も含めて考えます。
希望する高さや形を伺いながら、皮膚の厚み、鼻骨や軟骨の状態、これまでの手術歴を確かめます。 そのうえで、自家組織が向くのか、どの組織をどれくらい使うのかを判断します。 プロテーゼなど別の方法が向く場合は、その理由もあわせてお伝えします。
どちらかが一方的に優れている、ということはありません。希望する高さ、皮膚の厚み、これまでの手術歴、採取部の負担を踏まえて選びます。診察では、両方の良い点と気をつけたい点をお伝えします。
吸収や形の変化が起きることはあります。その程度には個人差があり、材料や移植の方法、組織の状態にも左右されます。『必ず残る』『半永久的』というご説明はしていません。
必要な量や、同時に行う施術によって、肋軟骨や耳介軟骨などから選びます。採ったところにも傷あとや合併症の可能性があるので、鼻だけでなく採取部のことも前もってご確認いただきます。
同時に行える場合もありますが、感染や皮膚の状態、被膜、鼻骨・軟骨の変形によっては、段階を分けたほうがよいこともあります。CTや診察の所見をもとに判断します。
移植する範囲や同時に行う施術、軟骨を採る場所によって変わります。固定の期間や抜糸、仕事に戻れる目安は、術式が決まってから一人ひとりにご案内します。
自家組織にするかどうか、まだ決まっていなくて大丈夫です。当院ではCTと診察で鼻の状態を確かめ、 自家組織とプロテーゼの違いや、必要な施術、軟骨を採る負担まで、具体的にお話しします。
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zetith0123 医療情報は2026年8月時点。診断・適応・経過には個人差があります。