鏡の前でフェイスラインを指で確かめている女性

福岡・天神のたるみ治療|皮膚・脂肪・支えのどこが原因かで分ける

たるみは「皮膚がゆるむこと」だと思われがちですが、実際には皮膚・脂肪・支える組織・骨の4つが別々に変化した結果です。どの層が主な原因かで、効く治療が変わります。ここを分けずに機器を受け続けると、戻りが早いまま通い続けることになります。福岡院(天神)で、層ごとの見分け方と、機器で届く範囲・届かない範囲を解説します。

この記事の読み方

掲載している施術は、福岡院(天神)で行っているものです。すべて自由診療(保険適用外)で、施術名を押すと詳しい解説と最新の料金表のあるページに移動します。福岡院で行っているのは機器と注入による治療で、切開を伴うリフト手術は扱っていません。その前提で、どこまでできてどこからができないかを書いています。

たるみの相談で一番多い誤解は、「皮膚がゆるんできた」で説明を終えてしまうことです。

実際の顔は、4つの層が重なってできています。年齢とともに、この4つが別々のペースで変化します。

  1. 皮膚 — コラーゲンが減り、きめとハリが落ちる
  2. 脂肪 — 上のほうが痩せ、下のほうに落ちる。同じ人の中で両方同時に起きる
  3. 支える組織 — 皮膚と筋肉をつないでいる層がゆるみ、全体が下に下がる
  4. 骨 — 土台そのものがわずかに縮み、上に乗っている組織が余る

ここが重要です。治療にはそれぞれ届く層と届かない層があります。皮膚に働く治療をいくら重ねても、支える組織がゆるんでいるなら輪郭は戻りません。逆に、脂肪が減って頬がこけている人に引き締める治療をすると、かえって痩せて見えます。

この記事の結論 「たるみに効く治療」というものはありません。あるのは「その層に効く治療」だけです。自分のたるみがどの層から来ているかを分けないまま機器に通うと、受けた直後だけ変わって、すぐ戻る——という繰り返しになります。

鏡の前でできる見分け方を3つ挙げます。自分で完全に判定するのは難しいですが、診察で何を話せばいいかが分かります。

1. 仰向けに寝てみる

仰向けになって鏡を見てください(スマホのカメラでも構いません)。

  • 気にならなくなる重力で下がっていたものが戻った状態です。脂肪の下垂か、支える組織のゆるみが主な原因です。
  • あまり変わらない下垂ではなく、皮膚そのものの質か、骨格の変化によるものです。
鏡を見ながら指の腹でこめかみに向かって頬を引き上げている様子

2. 頬を斜め上に引き上げてみる

こめかみに向かって、指の腹で頬を軽く引き上げます。強く引っぱらないでください。

  • ほうれい線やフェイスラインが整う支える組織のゆるみが主です。引き締める方向の治療が向きます。
  • 引き上げても物足りないボリュームが減っている可能性があります。足す方向の治療を検討します。

3. 10年前の写真と比べる

同じくらいの体重だった頃の写真を見てください。

頬の上とこめかみがこけて見える横顔

頬の上のほうがこけた──脂肪とボリュームの減少です。引き締める治療をしても解決せず、かえって痩せて見えることがあります。

フェイスラインの下に重みが乗り、輪郭がぼやけた顔

位置が下に移った──下垂です。頬の上は痩せ、下は厚くなっているはずです。フェイスラインに段差が出ているかも確認してください。

  • 表面が荒れたどちらでもなく顔の表面だけが変わったなら、皮膚の質の問題です。きめ・小じわ・ツヤとして扱います。
混ざっているのが普通です 実際には「上はこけて、下は落ちて、皮膚の質も落ちている」という形がほとんどです。だから診察でやるのは、どれか一つに決めることではなく、どれが一番目立っていて、どこから手をつけるかを決めることです。

たるみの治療機器は、それぞれ働きかける深さが決まっています。ここを知っておくと、広告の言葉に振り回されなくなります。

  • 高周波(RF)主に真皮から皮下を面で温め、コラーゲンの引き締めと産生を促します。皮膚の質とゆるみに働きます。
  • 超音波(HIFU)もっと深い、支える組織の層まで熱を届けて縮ませます。輪郭の引き締めを狙うときに使います。
  • 注入(ヒアルロン酸など)減ったボリュームを足します。こけた部分を補う方向の治療です。
  • 脂肪溶解注射増えすぎた脂肪を減らします。あごの下など、厚みが問題になっている場所に使います。

どの機器にもできないこと

余った皮膚そのものを減らすことです。機器は熱で縮ませたり、作り直させたりはできますが、面積を切り取ることはできません。

ですから、皮膚が明らかに余っている段階の方が機器を受けると、「受けた直後は変わった気がするのに、1〜2か月で戻る」という経験をします。効かなかったのではなく、層が合っていないということです。

他の肌悩みと違い、たるみは自宅のケアで取り返せる幅が狭いのが実際のところです。できるのは主に「これ以上進めない」ことです。

ソファでうつむいてスマートフォンを見ている姿勢

効くこと

  • 紫外線対策紫外線はコラーゲンとエラスチンを壊します。たるみの進行で最も大きい環境要因で、唯一毎日コントロールできるものです。
  • 体重の乱高下を避ける太って痩せてを繰り返すと、伸びた皮膚が戻りきらずに余ります。
  • うつむく時間を減らすスマホを見る姿勢は首とあご下のたるみに直結します。画面を目の高さに上げるだけで変わります。
  • レチノイド皮膚の質(きめ・小じわ)には働きます。ただし下垂そのものは動きません。

やらないほうがいいこと

引っぱるマッサージです。皮膚と支える組織に繰り返し強い力をかけると、ゆるむ方向に働きます。リンパを流す目的の軽い施術と、顔を引っぱり上げるような施術は別物だと考えてください。

表情筋のトレーニングも、やり方によってはシワを深くします。「毎日何分」という強い負荷をかけるものは、慎重に判断してください。

層ごとに、何を狙う治療なのかで分けます。料金と詳しい説明は、施術名のリンク先にあります。

支える組織のゆるみに

HIFU(UTIMS A3)

超音波を深いところに集めて熱を作り、支える組織を縮ませます。切らずに輪郭を引き締める方向の治療で、効果は数か月かけて出てきます。

  • 目安半年から1年に1回
  • ダウンタイムほぼなし。直後の赤みやむくみ、数日の押した痛み
  • 向いている人頬を引き上げると整う方。皮膚の余りがまだ少ない方
  • 向かない人頬がこけている方。痩せて見えることがあります

サーマジェン

高周波で真皮から皮下を面で温め、コラーゲンを引き締めながら作り直させます。HIFU より浅い層に働くので、肌の質を含めて整えたいときに向きます。

  • 目安半年から1年に1回
  • ダウンタイムほぼなし。直後の赤み
  • 向いている人皮膚のゆるみと質の低下が同時にある方
  • 向かない人大きく下垂している方。届く深さを超えています

減ったボリュームに

ヒアルロン酸注入

こけた部分に足して、土台を作り直します。引き締める治療と逆方向に見えますが、ボリュームが減っている方にはこちらのほうが自然に若く見えます。

  • 目安製剤と部位により半年から1年以上
  • ダウンタイム内出血、数日の腫れ
  • 向いている人こめかみ・頬の上が痩せた方、ほうれい線の土台が落ちた方
  • 向かない人もともと脂肪が多く、下垂が主な方

増えた脂肪に

FatX Core(脂肪溶解注射)

脂肪そのものを減らします。あごの下やフェイスラインの厚みが輪郭をぼやけさせている場合に向きます。

  • 目安2〜4週ごと、複数回
  • ダウンタイム腫れは2〜3日がピーク。1週間ほどで落ち着きます
  • 向いている人あご下の厚みが気になる方
  • 向かない人脂肪ではなく皮膚が余っている方

皮膚の質に

ジャルプロ スーパーハイドロ

アミノ酸を含む製剤を注入し、皮膚そのものの質に働きかけます。引き上げる治療ではなく、土台の肌を整える位置づけです。

  • 目安2〜3週ごと、3〜4回
  • ダウンタイム注入部位の小さな膨らみ、内出血
  • 向いている人きめ・ツヤの低下が気になる方
  • 向かない人輪郭の変化を期待している方
組み立て方 引き上げる治療と足す治療は、どちらが上ということはありません。こけている人に引き締めを重ねると老けて見え、下垂している人に注入を重ねると重く見えます。順番を決めるために、まずどの層が目立っているかを確認してください。

外科手術を担当している立場から書きます。福岡院では、切開を伴うリフト手術は行っていません。ここで行っているのは機器と注入による治療です。

そのうえで、機器では届かない段階があることは、はっきりお伝えしておきたいと思います。できないことを言わずに機器を勧め続けるのが、たるみ治療で一番よくない形だと考えているからです。

機器では届きにくいサイン

  • 皮膚が明らかに余っている引き上げたときに、行き場のない皮膚がたわむ状態です。熱で縮む範囲を超えています。
  • 機器の戻りが早くなってきた以前は半年もったものが2〜3か月で戻るなら、下垂が進んでいます。
  • フェイスラインの段差がはっきりしているあごのラインが途切れて見える段階は、支える組織の問題が大きくなっています。
  • 回数を重ねても戻る位置が変わらない受けるたびに同じところまでしか戻らないなら、層が合っていません。

それでも機器を続ける意味がある場合

一方で、手術を考える段階でも、機器や注入が無駄になるわけではありません。まだ手術に踏み切れない時期を質よく過ごす、皮膚の状態を整えておく、といった目的なら十分に意味があります。大切なのは、何を目的に受けているかを本人が分かっていることです。

羽根院長より 「ずっと機器に通っているのに変わらない」というご相談を受けることがあります。多くは治療が下手だったのではなく、層が合っていなかっただけです。診察で、いまの段階なら機器で十分なのか、それとも別の方法を考える時期なのかを正直にお伝えします。ここでできないことなら、そう言います。

正直に書きます。

  • たるみが進まないようにすることできません。紫外線対策と体重管理で遅らせることはできますが、止めることはできません
  • 余った皮膚を機器で減らすこと熱で縮む範囲には限りがあります。面積そのものは減りません
  • 一度の治療で終わらせること機器は半年から1年ごと、注入も製剤の寿命があります。維持する治療です
  • 骨の変化を元に戻すこと土台が縮んだぶんは、足して補う形になります

たるみの治療は、止めるものではなく進み方をゆるやかにして、年齢なりに整った状態を保つものだと考えておくと、受け方の判断がしやすくなります。

何歳から始めるのがいいですか

決まった年齢はありません。目安になるのは、気になり始めたタイミングと、写真で変化が分かるかどうかです。皮膚の余りが少ないうちのほうが、機器で得られる幅は大きくなります。

HIFU とサーマジェン、どちらがいいですか

どちらが上ということはなく、働く深さが違います。輪郭の引き締めならHIFU、皮膚の質を含めて整えるならサーマジェンが近い位置にあります。両方使うこともあります。

糸リフトはやっていますか

福岡院では扱っていません。糸や切開を伴うリフトが適している段階かどうかは診察でお伝えします。

痩せたらたるみました

よくあることです。脂肪が減ったぶん皮膚が余り、下垂して見えます。この場合は引き締めるより、足す治療のほうが合うことがあります。

効果はどれくらいもちますか

機器は半年から1年、注入は製剤と部位によって半年から1年以上が目安です。ただし、その間も加齢は進みます。

男性でも受けられますか

受けられます。男性は皮膚が厚く脂肪も多いため、あご下の厚みのご相談が比較的多くなります。

このページで紹介している施術は、すべて自由診療(保険適用外)です。

起こりうること

  • 赤み・むくみ熱を使う施術の直後に出ることがあります
  • 押した痛みHIFU のあと数日、押すと痛むことがあります
  • 内出血・腫れ注入を伴う施術で起こります
  • 左右差・凹凸注入では、左右差や一時的な凹凸が出ることがあります
  • 一時的なしびれまれに熱が神経に及び、しびれや口角の動かしにくさが出ることがあります
  • こけて見える出力が強すぎると脂肪が減り、頬がこけることがあります
  • 血管の閉塞ヒアルロン酸ではきわめてまれに、血管に入って皮膚の障害や視力障害が起こりえます
  • 効果の個人差期待した変化が得られないことがあります。層が合っていない場合は特に差が出ます

各施術の料金・必要回数・固有のリスクは、施術名のリンク先ページに記載しています。

このページの監修医

羽根 和秀 医師

羽根 和秀 Zetith Beauty Clinic 福岡院 院長

2021年、神戸大学医学部を卒業。前職で大阪院院長を経験し、2025年より Zetith Beauty Clinic 福岡院院長。鼻整形を中心とした外科手術に加え、美容皮膚科の注入治療・機器治療も担当しています。

どの層から来ているか分からないとき

こけているのか下がっているのか、皮膚なのか支えなのかは、鏡では判断しにくい組み合わせです。しかもほとんどの方は混ざっています。診察では、引き上げたときの動き方と触った感触から、どこから手をつけるかをご提案します。機器では届かない段階だと判断したら、その旨もお伝えします。福岡院(天神)で無料カウンセリングを行っていますので、まずはご相談ください。

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※ 本ページは一般的な医療情報の提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。掲載している施術はすべて自由診療(保険適用外)です。治療の適応・費用・リスクは診察により個別に判断されます。効果には個人差があります。※ 掲載している写真はすべてイメージです。当院の症例写真ではありません。