SUNEKOS(スネコス)で肌はどう変わる?ボリュームを足す注射との違いと、根拠の限界

SUNEKOS(スネコス)は、固めていないヒアルロン酸(非架橋ヒアルロン酸)にアミノ酸を合わせた注射で、肌のうるおいやハリを整える目的で使います。同じ系統の注射では、数回くり返したあとに肌の水分量が増えたという研究がありますが、固めたヒアルロン酸のようにボリュームを足す治療ではありません。

SUNEKOS(スネコス)は、固めていないヒアルロン酸(非架橋ヒアルロン酸)にアミノ酸を合わせた注射で、肌のうるおいやハリを整える目的で使います。同じ系統の注射では、数回くり返したあとに肌の水分量が増えたという研究がありますが、固めたヒアルロン酸のようにボリュームを足す治療ではありません[1][2]。SUNEKOSそのものを調べた臨床研究は、今回の調べでは見つかりませんでした。

SUNEKOSで変わるもの、変わらないものは?

できることは、肌のうるおい、きめ、ハリといった「肌の質」を整えることです[1][3]。目の下の深いくぼみを埋める、ほうれい線をふっくら持ち上げる、といった形を変える目的には向きません[2]。

ヒアルロン酸は、固める加工(架橋)をすると体の中で分解されにくくなり、長く形を保ちます[2]。固めていないヒアルロン酸は形を作る力が弱く、そのぶん肌の中にうすく広げて使う治療に用いられます[1][2]。

固めたヒアルロン酸の注入と、何が違う?

いちばんの違いは、目的と持ちです。固めたヒアルロン酸はくぼみやしわにボリュームを足すために使い、固めていないものは肌の水分やハリを整えるために使われます[1]。

固めていないヒアルロン酸は、肌の線維芽細胞(コラーゲンを作る細胞)に働きかけ、コラーゲンやエラスチンが作られるのを助けると考えられています[1]。ただし、これは主に仕組みの説明で、見た目がどれだけ変わるかは人によって違います。

研究では、どのくらい変化が見られた?

固めていないヒアルロン酸を3週間おきに3回注射した研究では、24人の肌の水分量が増え、きめや色の見え方もよくなったと報告されています[1]。大きな副作用は見られませんでした[1]。

ヒアルロン酸注射の13の研究をまとめた報告でも、肌のうるおい、ハリ、明るさ、きめがよくなったとされています[3]。この報告では、ヒアルロン酸だけの製剤の方が、ほかの成分を混ぜたものより変化がはっきりしていました[3]。

目の周りは皮膚がうすく、小じわが出やすい場所です[4]。固めていないヒアルロン酸の注射は、目の周りの肌の明るさやきめの改善が報告されています[4]。

根拠として、どこまで言える?

ここで紹介した研究は、SUNEKOSそのものではなく、同じ系統の注射を調べたものです[1][3]。アミノ酸を合わせたことでどれだけ上乗せがあるかは、今回の調べでは確かめられませんでした。

24人の研究も、比べる相手のいない少人数の研究です[1]。研究者自身も、より長い経過を追った研究が必要だと述べています[1]。

副作用やリスクには、どう備える?

注射なので、針を刺したところの内出血や腫れは起こりえます。日本の美容外科学会の指針は、ヒアルロン酸の注入は有効だが、血管の中に入ると皮膚の壊死や失明など重い合併症の報告があるため注意が必要だとしています[5]。

目の周りに使うヒアルロン酸は、分解酵素で溶かせることが利点とされています[6]。目の近くに打つときは、どの層にどう注射するのか、トラブルのときにどう対応するのかを聞いておくと安心です。

受ける前に、診察で何を確かめる?

SUNEKOSが合うのは、形よりも肌のうるおいやきめが気になる人です[1][3]。くぼみやたるみが主な悩みなら、別の治療の方が合う場合があります[2]。

診察では、自分の悩みが「肌の質」か「形」か、何回くらい通うのか、変化が出なかったときにどう考えるかを確かめておきましょう。

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