ジャルプロは何が変わる?ヒアルロン酸注入との違いと、効果が続く期間

ジャルプロは、アミノ酸と「架橋していない」ヒアルロン酸を皮膚の浅い層に細かく注入し、肌のうるおいとハリを底上げする注射(スキンブースター)です。ふくらみを作るヒアルロン酸注入とは目的が違い、輪郭は変えずに肌そのものの質を整えます。

ジャルプロは、アミノ酸と「架橋していない」ヒアルロン酸を皮膚の浅い層に細かく注入し、肌のうるおいとハリを底上げする注射(スキンブースター)です[1]。ふくらみを作るヒアルロン酸注入とは目的が違い、輪郭は変えずに肌そのものの質を整えます[2][3]。効果は数か月単位で、くり返し受けることが前提です[4][5]。

ヒアルロン酸注入と何が違う?

違いは「架橋」と「目的」です。ふつうのヒアルロン酸注入に使うのは、分子同士をつないで分解されにくくした架橋ヒアルロン酸で、架橋していないものより長く残ります[6]。

架橋していないヒアルロン酸は、うるおいを補い、コラーゲンを作る細胞に働きかけて肌質を上げる目的で使われますが、分解が速いため効果は短めです[4]。架橋の弱いヒアルロン酸を皮膚の浅い層に入れて、うるおいと肌質を上げる「スキンブースター」として広まっています[2]。

スキンブースターは、輪郭を作ったり深いしわや溝を埋めたりするものではありません[3]。表面のきめや色調を少しずつ整えて、全体の肌質を自然に上げる注射です[3]。

どんな変化が期待できる?

うるおい、弾力、ハリの改善です。ジャルプロの製剤(高分子と低分子のヒアルロン酸に7種のアミノ酸と3種のペプチドを加えたもの)を調べた研究では、うるおいの指標が上がり、超音波で見た皮膚の弾力とコラーゲンの密度も増えていました[1]。悪くなった人はいませんでした[1]。

架橋していないヒアルロン酸の注射でも、3週間ごとに3回受けた24人で、うるおいの指標が23.1から33.2に上がり、きめと色調は中くらいの改善でした[7]。ただし比較する群がなく、人数も少ない研究です[7]。

別の研究でも、弾力とハリが上がり、肌の疲れ感が減って、参加者全員が結果に満足していました[8]。13の研究をまとめた総説では、注射のヒアルロン酸はうるおい、ハリ、明るさ、きめ、弾力を改善し、ヒアルロン酸単独のほうが混合製剤より効果がはっきりしていました[9]。大きな比較試験はまだ必要です[9]。

何回受けて、どのくらい続く?

初回は数回を数週間あけて受け、その後は間をあけて続けるのが基本です。ジャルプロの研究では4回の投与後、最後の投与から120日たった時点でも効果が続いていました[1]。

3週間ごとに3回[7]、1か月ごとに3回[10]といった組み立てが研究では使われています。ヒアルロン酸で肌の土台を効率よく修復するには、複数回の施術が必要です[5]。

架橋していないヒアルロン酸は分解が速いため[4]、ふくらみを作る注入のように半年から年単位で残ることは期待しないほうが現実的です。

腫れや内出血はどのくらい?

針で細かく何か所も注入するため、一時的な内出血やむくみが出て、数日のダウンタイムが必要になることがあります[11]。

架橋の弱いヒアルロン酸を月1回、3回受けた30人では、90%が軽い不快感(痛みの点数は平均3.40)を感じましたが、24時間以内に治まりました[10]。軽い内出血が2人に出て、1週間以内に消えました[10]。3週間ごとに3回受けた24人の研究では、副作用の報告はありませんでした[7]。

新しい注入製剤は、遅れて出る反応を見逃さないために、少なくとも6か月は様子を見ることが望ましいとされています[2]。しこりや赤みが数週間たってから出たときは、放置せず相談してください。

向く人、向かない人は?

向くのは、乾燥、小じわ、ハリやツヤの低下といった「肌質」の悩みがある人です。表情や輪郭を変えずに肌の調子を上げたい人、手を加えた感じを出したくない人と相性がよい注射です。

向かないのは、頬のこけや深い溝など「ボリューム」の悩みが中心の人です。スキンブースターは輪郭を作ったり深いしわを埋めたりする製剤ではないため[3]、その場合は架橋ヒアルロン酸などの注入を含めて比べる価値があります。

自分に合うかは、診察で何を見る?

確かめたいのは、悩みが肌質なのかボリュームなのか、乾燥や小じわの程度、内出血しやすい体質か、過去の注入の反応です。これで製剤の選び方と回数の考え方が決まります。

何回を何週間あけて受けるか、内出血が出たときの目安、しこりが出たときの連絡先も先に聞いておきましょう。合うかどうかは記事では決められないので、肌を実際に見てもらってから医師と相談して決めるのが確実です。

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