アートメイクで何ができる?眉やアイライン、「消えにくい」ことの良さと注意点

アートメイクは、針で皮膚のごく浅いところに色素を入れ、眉やアイライン、唇の形や色を長く保つ施術です。毎日のメイクの手間を減らせる一方、色素は皮膚の中に残るため、形が合わない、かぶれたといったときに簡単には消せない点を先に知っておく必要があります。

アートメイクは、針で皮膚のごく浅いところに色素を入れ、眉やアイライン、唇の形や色を長く保つ施術です[1]。毎日のメイクの手間を減らせる一方、色素は皮膚の中に残るため、形が合わない、かぶれたといったときに簡単には消せない点を先に知っておく必要があります[2]。

アートメイクで、何ができる?

毎日のメイクの代わりや補いとして、眉、まぶたのライン、唇の形と色を整えられます[1]。小さな左右差を整えたり、手術の傷あとを目立ちにくくしたりする目的でも使われます[1]。

病気や治療で眉やまつ毛が抜けた人が、自然な見た目を取り戻すために使うこともあります[2]。

トラブルは、どのくらい起こる?

眉やアイラインのアートメイクでは、8人に1人ほどに何らかのトラブルが報告されています。1352人を調べた研究では、合併症は12.1%でした[3][4]。

ただし、この研究は1つのメーカーの色素だけを使ったものです。アレルギーの安全性を見るには、もっと長い経過観察が必要だと著者自身が述べています[3]。

何年もたってから起こることはある?

まれですが、あります。施術から何年もたって、肉芽腫(体の反応でできる小さな塊)、まつ毛が抜ける、目の乾き、MRI検査のときの問題などが出た報告があります[4]。

眉のアートメイクから3年後に、眉に赤くかさついた盛り上がりが出た例も報告されています[5]。こうした長く続く皮膚の反応の報告は、まだ数が少ないとされています[6]。

アイラインのアートメイクがある人は、目の乾きの症状が強い傾向があったという調査もあります[7]。施術した場所に新しい赤みやしこりが出たときは、早めに医師に見てもらいましょう。

色素の安全性は、どこまで分かっている?

色素の成分には、まだ課題があります。ヨーロッパで売られている41製品を調べた研究では、ニッケルやヒ素などが基準を超えた製品が見つかりました[2]。

色素は皮膚の奥に長く残るため、成分にさらされる期間も長くなると指摘されています[2]。これはヨーロッパの製品の調査なので、使う色素の種類は施術の前に確かめると安心です。

気に入らなかったら、消せる?

消す方法はありますが、手間がかかります。眉のアートメイクを消した73人の研究では、何回かに分けたレーザー治療が行われていました[1]。

除去の途中で重い合併症が起きた例も報告されています[4]。形や色は、入れる前に納得いくまで確かめることが一番の対策です。

受ける前に確認したいこと

目安は3つです。1つ目は、形と色のデザインを施術前に確認できるかです。2つ目は、使う色素の種類と、自分のアレルギー歴です[2][3]。3つ目は、アイラインを考えている人なら、目の乾きがあるかどうかです[7]。

自分の肌や目の状態にアートメイクが合うかは、記事だけでは決められません。肌の弱さやアレルギー、MRI検査の予定などを伝えたうえで、診察で確認してください。

もう少し詳しく聞いてみる