アルジェネスはどこで受ける?ヒアルロン酸と違う注入剤だから見たい4つの点

アルジェネスを受けるクリニックを選ぶときは、顔の血管に詳しい医師が注入するかと、トラブルが起きたときにどう対応するかを、まず確かめてください。ヒアルロン酸は分解する酵素で戻せますが、アルジェネスは成分が違うため、同じ前提では考えないほうが安心です。

アルジェネスを受けるクリニックを選ぶときは、顔の血管に詳しい医師が注入するかと、トラブルが起きたときにどう対応するかを、まず確かめてください[1][2]。ヒアルロン酸は分解する酵素で戻せますが、アルジェネスは成分が違うため、同じ前提では考えないほうが安心です[3][4]。

なぜアルジェネスは、クリニック選びが大事?

アルジェネスは、海藻からとれるアガロースを使ったゲルの注入剤です[4]。ヒアルロン酸とは成分が違い、成分どうしをつなぐ薬剤(架橋剤)を使っていないと報告されています[4]。

ヒアルロン酸は、ヒアルロニダーゼという酵素で分解できます[3]。この酵素はヒアルロン酸を分解するためのものです。成分の違うアルジェネスを同じように溶かせるとは、考えないほうが安全です。

注入に慣れていない医師は、まず溶かして戻せるヒアルロン酸を使い、慣れてから長持ちする注入剤を使うのがよい、という提案もあります[2]。戻しにくい注入剤ほど、医師の経験がより大事になります。

注入する医師について、何を確認する?

まず、顔の血管の位置をよく知っているかです。血管が詰まること(血管閉塞)は注入でいちばん重い合併症で、顔の血管の知識がそのリスクを下げると考えられています[1]。

日本の学会の指針でも、ヒアルロン酸の注入で血管に誤って入り、皮膚の壊死や失明が起きた報告があるとして、注意をうながしています[5]。

医療の資格がない人や、訓練を受けていない人による施術が、合併症の増加に関わっている可能性も指摘されています[6]。

トラブルが起きた場合の備えは、どう確かめる?

血管のトラブルは、早く気づいて早く対応するほど、あとに残る影響を小さくできるとされています[1]。

ヒアルロン酸の注入では、溶かす酵素をすぐ使えるよう手元に置き、使い方の訓練を受けておくことが求められています[7]。アルジェネスではこの酵素を頼りにできないと考え、血管のトラブルが疑われたときの対応を事前に聞いておきましょう。

施術のあとに、しこりができた、目が痛い、物が二重に見える、見えにくいといった変化があれば、すぐに連絡するよう説明すべきだ、という専門家の提言があります[8]。

アルジェネスの特徴は、どこまで説明してもらえる?

よい説明かどうかは、分かっていないことまで話してくれるかで見えてきます。

報告では、アルジェネスは水を引き寄せにくく、入れたあとに広がりにくい性質があります[4]。3.5%の濃さのもので、最長18か月ほど持つとも書かれています[4]。狙った場所に正確に入れやすい性質も報告されています[9]。

700人に使った報告もありますが[10]、限られた施設の報告で、ヒアルロン酸と直接比べた研究は見当たりませんでした。

医療者以外による注入では、多くの患者さんがリスクを知らずに受けていたという報告もあります[11]。リスクの説明が具体的かどうかも、選ぶときの目安になります。

アルジェネスとヒアルロン酸、どちらを選ぶかの目安は?

迷う場合は、3つの点で比べると整理しやすくなります。1つ目は、形が気に入らないときに溶かして戻したいかです。戻せることを優先するなら、ヒアルロン酸のほうが向いています[2][3]。

2つ目は、どこに入れたいかです。3つ目は、これまでの注入でしこりや腫れが出たことがあるかです。この2つは顔を診てはじめて判断できます。

診察で、確認しておきたいこと

記事だけでは、自分の顔にアルジェネスが合うか、ヒアルロン酸のほうがよいかは決められません。

診察では、入れたい場所と希望する変化、これまでの注入の種類、そして血管のトラブルやしこりが出たときの対応を確認してください。

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